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中日ドラゴンズバトルロワイアル第十二章

1 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 21:58:40 ID:Ie/jKpKG0
<前スレ>
中日ドラゴンズバトルロワイアル第十一章
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/base/1114096225/

2 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 21:59:37 ID:Ie/jKpKG0
<保管庫>
http://dra-btr.hoops.jp/ (2001年版保管サイト)
http://dragons-br.hoops.ne.jp/ (2001年版・2002年版保管サイト)
http://mypage.naver.co.jp/drabr2/ (2002年版保管サイト)
http://cdbr2.at.infoseek.co.jp/ (中日ドラゴンズバトルロワイアル2 第三保管庫)
http://cdbr2004.hp.infoseek.co.jp/ (2004年版)

3 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 21:59:58 ID:Ie/jKpKG0
<過去スレ>
中日ドラゴンズバトルロワイアル
http://salad.2ch.net/base/kako/999/999139441.html 中日ドラゴンズバトルロワイアル その2
http://mimizun.mine.nu:81/2chlog/base/kaba.2ch.net/base/kako/1001/10013/1001303969.html"
中日ドラゴンズバトルロワイアル〜第三章〜
http://mimizun.mine.nu:81/2chlog/base/kaba.2ch.net/base/kako/1002/10023/1002370651.html
復活!中日ドラゴンズバトルロワイアル その4
http://sports.2ch.net/base/kako/1019/10196/1019632445.html
中日ドラゴンズバトルロワイアル第五章〜ENDING〜
http://sports3.2ch.net/test/read.cgi/base/1024663656/

4 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:00:14 ID:Ie/jKpKG0
中日ドラゴンズバトルロワイアル第六章
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/base/1032452159/
中日ドラゴンズバトルロワイアル第七章
http://ex8.2ch.net/test/read.cgi/base/1091641467/
中日ドラゴンズバトルロワイアル第八章
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1094531633/
中日ドラゴンズバトルロワイアル第九章
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1099799271/
中日ドラゴンズバトルロワイアル第十章
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/base/1106125029/

5 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:00:37 ID:Ie/jKpKG0
<他球団バトロワスレ>
ソフトバンクホークスバトルロワイアル 第4章
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/base/1117464758/
千葉ロッテマリーンズ バトルロワイアル第8章
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/base/1117500482/
各球団のバトルロワイアルを見守るスレ4
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/base/1113322101/

6 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:01:01 ID:Ie/jKpKG0
<他球団バトロワ保管庫>
讀賣巨人軍バトルロワイアル
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Crete/5499/
巨人バトロワ暫定保管庫(SHB保管庫管理人さん管理)
ttp://sbh.kill.jp/ygbr/
横浜ベイスターズバトルロワイアル
http://www003.upp.so-net.ne.jp/takonori/
広島東洋カープバトルロワイアル
http://brm64.s12.xrea.com/
福岡ダイエーホークスバトルロワイアル
http://www3.to/fdh-br/
http://sbh.kill.jp/ VR版
阪神タイガースバトルロワイアル
http://kobe.cool.ne.jp/htbr/
ヤクルトスワローズバトルロワイアル
http://f56.aaa.livedoor.jp/~swbr/
プロ野球12球団オールスターバトルロワイヤル
ttp://www.geocities.jp/allstar12br/
千葉ロッテマリーンズ バトルロワイアル
http://www.age.cx/~marines/cmbr/

7 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:02:29 ID:Ie/jKpKG0
ドラゴンズ 生存者(179章時点)
福留   荒木を追いながら自分のなすべき事について考えていた。由伸を看取り、仲間を傷つける佐伯を追うことを決める。
荒木  井端に自分を取り戻させ、人殺しとは違う、自分に出来ることを探している。立浪が柳沢を殺す現場を目撃、井端に「平井を殺した」と告白される。
立浪  親友・片岡、後輩・石川の死を乗り越えて、生きなければならないと考えている。生きるために柳沢を殺し、気を失う。重傷。
井端 荒木によって自分を取り戻した。立浪が柳沢を殺す現場を目撃し、自分が平井を殺してしまったことを認識する。
渡邉  川相にひたすらついていく。川相の演技に気づいているようだ。由伸から川相と自分を守りきる。

8 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:02:49 ID:Ie/jKpKG0
川相   狂った振りをし、怒りや悲しみを抑えながら「蛇の巣」目指して進んでいる。
井上   関川と行動していたが、大西、由伸との交戦を経て一人に。出会った桧山に関川を侮辱され、交戦中。
川上  たどりついた病院で「特別戦」に巻き込まれ、中里に殺意をぶつけられる。正津と共に飛び込んだ海でゴメスに救われ島を離れる。
岩瀬   山北に襲われ、右腕と両足に怪我を負う。由伸を看取った後、山本と共に選手会キャンプを目指す。荒木が福留のために残した矢を預かっている。
正津   病院で「特別戦」に巻き込まれ、川上の勘を信じて海に身を躍らせる。脇腹を負傷しており、ゴメスに救われるが意識不明の状態。

9 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:03:19 ID:Ie/jKpKG0
落合  霊感があり、様々なモノが見えている。柳沢に首を絞められ死の淵まで行ったが、石川、川崎、野口に戻るように諭され、九死に一生を得る。
山本昌 岩瀬、福留と共に由伸を看取り、その伝言を選手会キャンプに届けようと考えている。
小笠原 英智と共に行動中。手榴弾の爆発音を聞き、交戦しているはずの仲間を助けに向かう。
英智  小笠原と共に行動中。探知機所持。探知機から消えた関川を確かめようと向かう途中、桧山の手榴弾の爆音を聞く。

10 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:03:40 ID:Ie/jKpKG0
ドラゴンズ 死亡者(179章現在)
高橋光 スタート直後、オーナー側に脅されて仮面を付けられたところを片岡に射殺される。
森野  川相と別れた後、疑心暗鬼に陥った大西に出会い、銃を奪われ射殺される。
岡本  朝倉の死を看取った後、スタート地点の廃校に仕掛けられた高圧電流のトラップにかかって死亡。
平松  巨人へのトレードを条件にオーナー側につき、川崎を殺すが用済みとされ首輪を爆破される。
紀藤  「特別戦」に巻き込まれ負傷した黒木を助けるが、当の黒木によって射殺される。

11 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:04:24 ID:Ie/jKpKG0
朝倉  選手会との戦いを拒み、岡本に形見のロケットを託して自殺、同時に首輪を爆破される
久本  山北によって射殺される。
川崎  野口の死を見て柳沢と行動。オーナー側についた平松に射殺される。死線をさまよう落合を現世に戻し。石川、野口、柳沢と共に彼岸へ旅立つ。
柳沢  「自分を置いて死なれること」を極端に恐れるあまり、みんな死ねばいいと思うように。落合の首を絞めて気絶させ、立浪に銃を向けるが、逆に殺される。
関川  ライバルを殺してレギュラーを奪い返そうとしていた。井上を庇って由伸に撲殺される。成仏できず、井上を見守っている様子。

12 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:04:48 ID:Ie/jKpKG0
谷繁  かつてのチームメート、石井琢郎と交戦するがとどめを刺せず。石井の危機だと判断したデニーに射殺される。
石川  負傷した立浪を守ることで大きく成長。立浪を庇って山北に刺殺される。
死線をさまよう落合を現世に戻し。川?、野口、柳沢と共に彼岸へ旅立つ。
幕田  一人マクー空間を展開していたが、オーナーの仕込んだ特別支給品でトランス。山北と相打ちに。
平井  三輪の死体を海まで運んだところで井端と出会う。彼の罪や迷いを引き受け、井端に撃たれて崖下へ。
土谷  外野のポジションを得るため、関川を襲うが返り討ちにあい銃殺される。

13 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:05:08 ID:Ie/jKpKG0
野口  全幅の信頼を置いていた中村に出会い、戦うことが出来ずに首輪を爆破される。
死線をさまよう落合を現世に戻し。川?、石川、柳沢と共に彼岸へ旅立つ。
山北  殺しを楽しむ魔物と化し、久本と石川を殺害し立浪、岩瀬を傷つける。豹変した幕田と戦い相打ちに。
前田章 紀藤と二人のんきに過ごしていたが、「特別戦」に巻き込まれ、中里に惨殺される。
大西  平松に襲われたことから疑心に陥り、片岡と森野を殺害。関川と井上を銃撃するが、
逆に関川に殺される。魂だけの不安定な状態で、桧山と井上の戦闘を見守っている。

14 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:05:29 ID:Ie/jKpKG0
高橋聡 迷い込んだ病院で「特別戦」に巻き込まれ、水口を銃殺。中里と交戦し刺殺されるが、その怨念が中里を追い込むことに…。
長峰  傷心の黒木を見つけ銃撃するが、逆に銃を奪われて銃殺される。
中里  ライバルを殺し、エースの座を手に入れようとしていた。岩本・前田章・高橋聡を殺したが、3度目の黒木との交戦で銃殺される。最期に前田章に謝罪の気持ちを抱いた。

15 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:05:43 ID:Ie/jKpKG0
選手会 生存者(179章時点)
古田  選手会キャンプで中村・清原と打ち合わせ中。山本昌以外のドラゴンズ選手にはまだ未遭遇。   
清原  立浪の説得を試みるも失敗、後輩の片岡を死なせてしまう。
緒方  高木のハッタリ(選手会役員の体内に爆弾)を信じ、殺人衝動操作を受け、槌を持ってキャンプを出る。
高木  西武オーナー・堤の指示を受け、選手会を中から潰す役目を果たす。緒方・桧山に殺人衝動を植え付ける。
桧山  英智を殺すことに執着していた。無線機による殺人衝動操作にかかり、松中を殺害。井上に攻撃をかける。

16 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:05:55 ID:Ie/jKpKG0
小久保 由伸と行動していたが考え方の違いから別行動。キャンプに戻る途中で桧山に松中を殺される。今岡と共に新キャンプに向かっている。
黒木  岩本を殺されたことにより豹変。長峰、紀藤を殺し、岩本の仇中里を倒す。罪を糾弾する自分自身と向き合い、自らのこめかみに当てた銃の引き金を引く…
佐伯  砂原の推薦によりナベツネの指示下にある。石井を射殺したが、それが原因で砂原から切り捨てられ、その現場を由伸に目撃され殺害。横浜の存続が最大の望み。
今岡  オーナーの仕掛けに気づき、正常な思考をとりもどす。豹変した桧山を目の当たりにしながら、それでも桧山を信じている。
中村  佐伯の要請により島へ。ドラゴンズの選手の説得が目的だったが果たせず、野口を目の前で死なせてしまう。あとから島に来たせいか、冷静な物の見方が出来るようだ。

17 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:06:07 ID:Ie/jKpKG0
選手会 死亡者(179章時点)
石井  谷繁を説得しようとするが、果たせず。友を射殺したデニーにわだかまりを抱いていたが、それが晴れたところで佐伯に射殺される。
岩本  黒木を励まし、共に行動していた。仲間を殺してエースになろうとした中里に射殺される。死に目を井端に看取られ、黒木への伝言を託した。
片岡  高橋光を殺し、石川を銃撃したが立浪に体を張って止められる。清原と離れた隙に大西に銃殺された。
水口  井上・関川と交戦した後、黒木と共に特別戦の行われる病院へ侵入。高橋聡の襲撃にあって銃殺される。

18 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:06:20 ID:Ie/jKpKG0
デニー 谷繁を銃殺したが、そのことを引きずって後悔していた。石井と話しわだかまりが解けるが、その直後にペットボトルの水に仕込まれていた青酸カリにより死亡。
三輪  選手会最初の死者。井端に襲われ、抵抗もせずに銃殺される。死後、本拠地神戸を彷彿とさせる海辺へ運ばれた。
松中  中村に励まされ、尊敬する小久保の危機を救う。その後小久保と二人キャンプに戻る途中で豹変した桧山を止めようとして射殺される。
高橋由 オーナーを殺すことを目標としていた。佐伯と交戦、逃走に成功するが出血多量で死亡。最期に福留、岩瀬、山本昌と出会い、古田と小久保への伝言を託した。

19 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:06:34 ID:Ie/jKpKG0
オーナー他(179章時点)
ナベツネ 全ての黒幕。中日の衰退と古田の死を望んで暗躍している。由伸の死により
気落ちしている?もうすぐ権限を剥奪されるらしいが…
白井  ナベツネの指示のままにバトロワを実行するが、自チームの選手を助けたいと思い、西川に指示して助っ人を呼ぶ。それがばれて殺される。
堤  ナベツネを追い落として球界の盟主になることをもくろんでいる。高木を使って選手会を内側から崩そうとしている。
宮内  堤と組んでナベツネの追い落としを図っている。現在はナベツネのお守り。バトロワのシステムはこの人が握っているようだ。ついに首輪の弱点が海水だと知り、姿を消した11と21を探させている。

20 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:06:51 ID:Ie/jKpKG0
砂原  ナベツネに横浜を削減対象としていると脅され、佐伯と中村をバトロワに送り込む。
佐伯が自分の思うような動きをしていないと知って切り捨てたが、今は自責の念に駆られている。
松田   紀藤と緒方を巻き込まれたことからナベツネに反抗。武器を提供したり、砂原の伝言を落合に伝えたりしている。
堀江(?)  バトロワのシステムに密かに進入。いつでもその制御を奪い取れる状態にしている。
西川  白井の指示により助っ人を呼ぶが、そのため監禁されている。

21 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:07:25 ID:Ie/jKpKG0
落合  ナゴヤドームにとらわれていたが脱出。松田から武器と情報を受け取り、都内某ホテルのバトロワ本部へ向かっている。
ゴメス  西川の要請によりドラゴンズ選手を助けにいく。
島にたどり着き、川上と正津を救う。
仲澤ら2軍選手17人  ナゴヤドームにとらわれていたが脱出。名古屋港で軍艦を奪取し、島に向かっている。
島が見えてきたところでオーナー側の船(日テレのカメラ付き)に追いつかれ、一人だけを殺す「バトルロワイアル・ネガ」に巻き込まれている─

22 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:08:28 ID:KBkyZmn20
ここまで書いたら保守する必要なくね?

23 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:09:08 ID:a0PUaqSV0
>>1


24 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:09:14 ID:Ie/jKpKG0
以上テンプレお借りしました。
まさか立てれると思ってなかった…。
あとは職人さん、お待ちしてます。

25 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:09:51 ID:boz61nRa0
楽しみにしてまつノシ

26 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:11:15 ID:719vuqY/O
一旦age保守

27 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:11:50 ID:AXPBUIUW0
>>1


28 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:19:19 ID:66UAPHUb0
保守

29 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:19:51 ID:QAHy6MQC0
支援に来たよー

30 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:24:05 ID:QAHy6MQC0
ほしゅ

31 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/05(日) 22:24:18 ID:6rr350590
>>1
乙。ところで今って60レス基準じゃないよね?
保守は20レスで良いとか聞いたけど

32 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/06(月) 00:49:22 ID:yndYMr6V0
一応保守、降臨待ち

33 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/06(月) 06:20:29 ID:CaEwKu+10
朝イチ保守。
このスレ読んでさらにドラファン街道まっしぐら。

34 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/06(月) 12:51:59 ID:+ciMmx360
2004だから完結してるのかと勘違いして昨日一日かけて読んだ。
続きがケンシンしく気になるので保守。

35 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/06(月) 19:35:08 ID:pMYR9yRU0
捕手

36 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/06(月) 19:43:13 ID:1ozXh8fv0
>>1乙です
自分用に保存してたのを貼っておきます。
保管庫にまだうpされてない178章と179章です。


178.白日

今の自分の心境に、晴天は確かにそぐわないのだろう。
鈍色に濁る空も、乱暴に吹きつける風も、自らの胸中をそのまま表わしているかのようだ。
野ざらしで雨に打たれていることすら、因果めいていると思う。
感情は重く冷えきったまま。しかし足だけは前へと動いている。
湿った地面の草を踏みつけながら、佐伯貴弘は携帯電話を耳元に近づけた。
相手が応じるという確信は何故かあった。たっぷり十数回ほどの呼び出し音が続いた後、
戸惑いからであろう空白と、感情を抑えつけた事務的な相手の応答を受話機ごしに聞く。
「何の用だ」
さあ、用件は何だったのだろう。回線を繋ごうとしたこの行為がきわめて衝動的なものだったことに
今更ながら気がつき、佐伯はぴたりと足を止め、声を立てずに笑った。
あえて理由を探すのなら、身体の奥底に巣食う混沌を相手に分けてやりたかったからなのかも知れない。
心に降りそそぐ雨の冷たさを。


ホテルの通路は声が響きすぎる。仕方なしに砂原は手洗い場の個室へと入りこんだ。
渡辺から、と宮内には言ったが、あれはとっさに口をついたでまかせだった。着信の相手が相手
だけに、割り当てられた自室では話ができない。盗聴されている可能性が高いからだ。
トイレに入ったのは苦渋の選択だったのだが、それにしても何故自分がこんなコソ泥めいた真似を
しなければならないのかと、釈然としない苛立ちを抱えつつ携帯を開いた。
「契約のことなら、先程話した通りだ。今更覆りはせんよ」
相手が何を言うより先にそう念押しをしたのは、八つ当たりの意味もこめてのことだった。
だが回線の向こうの返答はやけにあっさりとしていた。
「それやったら、もうええんですわ」
「……何?」
「ちょっと俺の話聞いてもらえませんかね、オーナー。取引っちゅうか…まあ取引なんかな、これは」

37 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/06(月) 19:44:43 ID:1ozXh8fv0
「……」
「俺はこのゲーム生き残るつもりで勿論おるんですけど。というか、生き残らなあかんのですけど」
なにやら歯切れの悪い言い回しが続く。勿体つけているつもりなのだろうか。
「要は俺が死なんかったらの話ですわ。オーナーが俺に言いはったこと、全部公表さしてもらおう
思てるんですよ」
「── どういうことだね」
「俺に中村さんをこの島に呼べ、言いはりましたね。砂原オーナー。それで死んだとしても構わない、と」
砂原は眉間に力をこめた。同時に強く握りしめた携帯がみしり、と鳴る。
『どうだろう、砂原君』
右耳に囁かれる声に同期して、記憶の中のあの老人が言う。
『君の所の“不良債権”を誰か、このゲームに参加させてみないかね。トレードだFAだと心を砕く
こともない。一石二鳥というやつだと思わんか』
球団の経営難を嘆く砂原に渡辺が示したその提案は、思えば軽い冗談にすぎなかったのだろう。
しかしその時彼の脳裏には、ある選手の姿が色濃く浮かび上がっていた。
二年前、中日へFA移籍した主力捕手と入れ替わる形で入団した、いわばロートル。過去の栄光が
生んだ年俸は軽く億を超え、特に今年はその額に見合う活躍は望めそうもない状況だった。
── そうだ、彼は元中日の選手。少なくともゲームに参加させる口実はある ──
魔が差したのだと言い切ってしまうのは容易いが、人命と金を秤にかけずにはいられないほどに、
この時の砂原は精神的に追いつめられていた。
ゲームに協力しなければ横浜を削減対象にするとの脅しが事前にあったなら、なおのこと。
「それはあなたの意思やからね。ナベツネさんに脅されたもんやない、それに限っては」
相手の ── 佐伯の声が砂原の意識を現実へと引き戻す。
「イメージ悪いでなあ、オーナーのそんな考えが公になった日には。進退問題や」
「……それで、結局のところは何だ。君への処遇を考え直せとでも?」
「そやからそれはええんですって、言うたでしょ。……ただ ──」
心なしか佐伯の声音が沈んだように、砂原には聞こえた。

38 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/06(月) 19:45:52 ID:1ozXh8fv0
「── 胸クソ悪いねん。球団の利益のために一人の命を捨てようとしてる輩が、その一方では
己のこと棚にあげくさって、俺を人殺し呼ばわりや。……なあオーナー。自分だけ被害者面しよう
いうたって、そうはいかへんで。あんたも同罪や。俺の気持ちが収まらん」
砂原は目を伏せた。
沈んだのではなかった。これは怒りだ。いや、怒りなどという言葉ではおさまらない、どす黒く
渦を巻く人間の心緒。
悪夢のようなものだと砂原は思った。金をめぐる己のエゴと、命を握られた者たちが織りなす
殺戮と流される血と。その中で暴かれていく彼らのエゴをまざまざと見せつけられている。
何故この電話を取ってしまったのかと悔いる気持ちすら、今は遠かった。
もう自分には、何もかも耐えられそうになかった。


「すまない」
頼りない電波に乗って届くその声を、雨音の中で佐伯は確かに聞いた。
「すまない……。気の済むまでどうか罵ってくれ。私はもう、自責の念に潰されてしまいそうだ」
(なんで謝るんや ──)
オーナーがそんな簡単に頭下げてどうすんねや。舌打ちのひとつでもくれてやりたかったが、
煮え湯のごとき感情がすっと冷えていくことを自覚するのもまた事実だった。
悪人になりきれないのだ、この人は。むしろ渡辺のようであってくれれば心おきなく憎めたのに。
「私はもう身を引く。私の権限がなくなれば、君も球団を去らずに済む。どうか、それで ──」
「何言うてはるんですか。俺は汚れ役なんやで。どっちみちもう横浜には戻られへんでしょ」
「もうやめよう、こんなことは…。今からでも遅くない。こんなことは間違ってる、間違っているんだ!」
「オーナー、俺かてね、」
砂原の感情の吐露に呼応して口をつきかけた言葉を、だが佐伯は途中で呑みこんだ。
それを自分が口にするわけにはいかなかった。
「………もう後戻りはきかんのですわ。俺は」
自分はこの道を選んでしまった。横浜ベイスターズの存続を最優先とする道を。
己が身をかえりみず、目的のためなら他人の血を流すことすら厭わない。そんな修羅の
領域から引き返すことなど出来るはずもなかった。それを覚悟で選んだ道だ。

39 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/06(月) 19:46:16 ID:1ozXh8fv0
「オーナー、……いえ」
佐伯は黙したきりの電話の相手に語りかける。
こんなことは間違っていると、砂原は言った。今の彼は正しさを知っている。ならば ──
「砂原さん。あなたはあなたの思うように動いてください。他のことは一切気にせんと、正直に
動きはったらええ。残りの罪は俺が全部引き受けますから」
「佐伯、」
砂原の声が聞こえた瞬間、携帯を耳から遠ざけた。これ以上はもう何も聞きたくなかった。
固まった決意を鈍らせることになりかねない。
佐伯は息を吸いこみ、一度目を閉じた。
「……最後にひとつだけ頼みます。俺は決して裏切らないと、渡辺さんに伝えてください」
それだけ告げると、携帯の電源を切った。二つ折りの機体は下ろした手の中からするりと
地面の上に滑り落ちた。
そして彼はその場を離れる。土にまみれ、雨に打たれる携帯電話を置き去りにしたまま。

顔の表面に幾度となく落ちる雨粒に混じって、温もりのある雫が一筋頬を流れ落ちた。
気のせいだと、そう思いたかった。

【残り14人・選手会10人】

40 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/06(月) 19:47:29 ID:1ozXh8fv0
179.此岸のほとり

いつのまにか、河原にいた。風が心地よく空は澄みきって、ただただ美しい情景が広がっている。
(……どこだ、ここは)
川の向こうからは、人のはしゃいでいる声がする。いや、それだけではない。ボールがミットを打つ、
あの心地よい音も聞こえてくる。
「落合さーん!」
人の顔を見て、子犬のように駆け寄ってきたのは柳沢だった。
(…?)
「さっきはすいませんでした」
両手をあわせて彼は頭を下げた。
「何が?」
「俺もちょっと気が動転してて。ピストルの方がマシですよね。ほんと、すいません」
「だから何が?」
「立浪さんももうすぐ来るはずなんですけど…」
「立浪?あいつ無事なのか?」
返事が聞こえていないかの如く、彼は川の向こう岸に目をやり歓声を上げた。
「みんな野球やってるんですね」
「そうらしいけど」
「俺らも行きましょう」
「いや、でも」
辺りを見回してみるが、橋がどこにもないのだ。
「渡れないだろ?」
「あ、あそこに船があるな。あれに乗せてもらいましょう。さあ」
柳沢が指差して、初めて気がついた。確かに小さな一艘のボートが浮いている。
(さっき見たときは無かったのに……?)
興奮して一人駆けていく後輩の後ろを、釈然としないまま歩いていく。

41 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/06(月) 19:49:01 ID:1ozXh8fv0
近づくにつれて、人影が二つ形を持っていった。
「あれ…お前ら……」
舟のそばで立っていたのは、野口と川崎だった。柳沢は既に舟に乗り込み、船頭に出発を促している。
「何してんの、お前ら」
「野球しようかと思って」
なぁ、と川崎が言うと、野口がうんと頷いた。
「そうか…まあよくわからんが、俺も行くか」
と、舟に近づこうとすると、二人が首を振って制止した。
「いいですよ、ピッチャー余ってますし」
「沢村賞とMVP左腕がいるから十分だよな」
(いつ獲ったタイトルの話だよ……)
さすがにむっとして二人をにらみつけたが、静かに笑っているだけだった。
「まだ早いですよ、戻って下さい」
「そうそう、そんな半透明じゃあボールも掴めませんよ」
言われて初めて自分の手を見た。確かに、河原の丸い石が透けて見える。
(なんだこれ)
船頭らしき人物が、付け加えるように言った。
「戻って下さい、立浪さんの事頼んだじゃないですか」
「お前――」

42 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/06(月) 19:49:11 ID:1ozXh8fv0
見上げた先にあったのは石川の姿。舟はもう既に動き出して、同時に辺りの景色が遠ざかっていく。
背中を引っ張られて暗いトンネルを落ちていくような感覚が続いて――


眼前に広がったのは、どんよりとした鉛色の曇り空だった。
途端に咽せて、辺りを転げ回り、終いには涙まで吐き出してようやく体が落ち着いた。
顔やユニフォームに濡れた草が汚らしくまとわりつく。
(今、何してたんだ…)
どうも頭の中がすっきりとしない。雨が容赦なく降りつけてくる。どこかへ移動しないと。
(柳沢に…あぁ、首絞められて、それで)
立ち上がるとまだ頭がくらくらする。あたりに人の気配はなかった。
(早く探さないと、あいつ……)
どくん、と心臓が一回大きく脈打った。4人が乗った舟が、川の向こうへ消えていくのが
目の前にありありと浮かんできたのだ。
(あの3人は、ずいぶん前に死んだはずじゃないか)
胸の鼓動が激しくなっていく。幻覚だと思いこもうとしたが、耳の奥でこだまする石川の台詞が、
それを許さない。
(立浪は……無事なのか?)
おぼつかない足取りで、降りしきる雨の中を歩き出した。

【残り14人・選手会10人】

43 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/06(月) 20:09:03 ID:eCMGSTPM0
即死回避保守

44 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/07(火) 00:04:49 ID:rEoZnwlz0
hosu

45 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/07(火) 00:56:32 ID:f6DrPpE90
保守保守。

46 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/07(火) 02:43:21 ID:PSAmP44b0
断固保守!ヨーシ、アゲテイクゾヽ(`Д´)ノゴラァ!

47 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/07(火) 21:29:07 ID:/xcMTaGP0
捕手

48 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/08(水) 16:16:31 ID:WJ17zVWl0
職人さん降臨期待age

49 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/08(水) 22:12:27 ID:9cwAK9J20
       __,,,...............,,__、
     .,,::'゙;'''""''゙''''゙゙""''ニ=;;;;..`.、
     lッ'゙           ゙;;;;;;::.,,、
    /´_,,,..      ..,,,_    ゙{;;;;;;;i
    f''"゙  、  . '   ゙゙゙"`   'i;;;f ヽ
    l ;-。= .}     =。-、    |:;l .;:!    ニヤニヤ
    }  ̄ ;       ̄     1{ bl    
    !、  .,.,,,,、      ノ  、ソ
    'i   ' `゛  `        i;;;
    ヽ _,.=ニニニ=__,、     ' l;;'
     i   `¬―'´     ノ  |
      'i,        ,/   |
       )`ー---― '"


50 :46:2005/06/09(木) 01:40:49 ID:QYSTMcoF0
いやぁ、今までバトルロワイアルは敬遠してたんだけど、
読んで見たら、これは面白いわ(感動!
昨日は朝の5時まで読んでました(苦笑
10時から仕事やっちゅ〜ねん!(笑
ネットは本と違って厚さが分からへんから、やばいなー(嬉汗

次は2001年版を読破するぜ!!(2004年版から読んだ)


51 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/09(木) 19:29:31 ID:91cpvkrj0


52 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/10(金) 07:44:44 ID:2XtDWHFu0
ホシュ

53 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/10(金) 21:35:07 ID:4txQexe90
あげ

54 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/11(土) 14:32:30 ID:4/MpJFYd0
憲伸と正ちゃんはどうなったホシュ

55 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/11(土) 14:43:37 ID:EMS7+bI/0
やべ、面白い。
2002年バトルロワイヤル以来久々に読んだ。

56 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/11(土) 23:58:21 ID:As1t91DL0
俺は黒木が激しく気になるホシュ

57 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/12(日) 11:29:12 ID:/CT1qncf0
川相&嫁の旦那コンビも忘れないでやってください…

58 :623:2005/06/12(日) 23:16:25 ID:RgALpv7y0
180.免罪符

(ちくしょう!丸腰の相手に銃なんて反則だろうが…)
撃たれた脇腹と右腕を交互に押さえながら井上は思わず心の中で毒づいた。
(それにしても何なんだ、この人…)
頼みの綱だった最後のナイフは、確かに桧山の左肩に深々と突き刺さっているのだ。
だが銃の照準がうまく定まらないらしいこと以外、どういうわけか桧山に変化らしい変化はみられない。
血を流しすぎたせいではないだろうが、頭に上っていた血が下がり冷静さを取り戻しつつあった
井上としては、それは異常な事態なのだと、今の桧山は普通ではないのだと流石に
理解せざるを得なかった。
「さて、どうしようか?」
この現実を前に井上の脳裏にようやく『逃走』の二文字が浮かぶ。
銃撃は先程から止んでいた。
井上は痛みと自分の考えに没頭していたのとで、その理由にまで考えが至らなかったのだが、
苛立ったように桧山が草叢に銃を投げ捨てたのを見て、ようやく桧山の銃が弾切れをおこしたのだと気付いた。
安堵と理性と激情の狭間で揺れ動く井上の視線の先に、小さくドラゴンズのユニフォームの二人の姿が
飛び込んできたのは、その時の事だった。
「英智、小笠原!」
「ひでのりぃ?」
二つの影の正体が分かって無意識に叫んだ井上の声に反応して、桧山が振り向く。
その瞬間、桧山の顔に常に貼りついていた笑みが、いやすべての表情が消えさったのを井上は
見逃すことができなかった。
「英智、英智、英智、英智……」
(だから、なんなんだよ一体…)
無表情なままで、自分の後輩の名を連呼し続ける桧山の様子に井上は恐怖すら感じ始める。
「ひでのりぃぃ!!!」
しかしおそらく明確な殺意を持って、英智に向かって駆け出そうとしている桧山を見て
それを止めようと井上の身体は無意識のうちに動き、気付いた時には桧山の左足にがっちりとしがみついていた。
さすがにバランスを崩した桧山は転倒したが、それでも英智に向かって行こうともがき出す。

59 :623:2005/06/12(日) 23:16:37 ID:RgALpv7y0
「放せ…殺す、英智……放せ!!」
自由が効く右足で、容赦なく井上の傷を蹴りつけてくる。
「ぐっ…放すかよ……殺すだと?冗談じゃない!外野手は…ドラゴンズの選手は絶対殺させない!!」
激痛に顔を歪めながら、力を決して緩めない井上を桧山は更には右腕で、
そして肩にナイフが刺さったままの左腕でまで殴りつけてきた。
「…ライバルだけど仲間なんだよ…チームの状態がいいときも最悪な時も共に泣いて笑ってきた仲間だ。
 傷つけさせてたまるか…」
「邪魔すんな!」
「それは…こっちのセリフですよ!
 今年こそ日本一になるんだから邪魔はさせない!これ以上仲間は殺させない!」
「黙れ!」
「大事な後輩なんだよ!あんたには、そう思えるチームメイトが一人もいないって言うのかよ!?」
そのセリフに、一瞬 何かを思い出しかけたかのように表情が戻った桧山だったが、その表情はすぐに
掻き消えてしまった。
「いいかげん放せや!!!」
叫んでも、いくら殴りつけてもどうあっても離れない井上に業を煮やした桧山は
自らの肩に突き刺さったナイフを無造作に引き抜くと井上の背に突き立て始めた。
「一樹さん!!!」
とうとう井上の力が弱まり桧山が解放され立ち上がったのと、井上と桧山が揉み合っているのを見て
血相をかえて駆け寄って来た英智が桧山に体当たりを食らわせたのは、ほぼ同時だった。
地面に転がり揉み合いになった桧山と英智の間で、血を吸い赤く変色したナイフが暴れる。
お互いの身体に細かい傷を作りながら、まるでどちらの味方につくべきか悩むかのように。
「英智!」
一歩出遅れた小笠原は自らの武器である手榴弾を握りしめたが、当然揉み合っている二人に向かって
投げつけるわけにはいかず成り行きを見守るしかない。
だが力勝負で英智に分があるとも思えず、事実、徐々に英智が桧山の力と執念に押され始めているのが
わかって焦燥ばかりが募る。
「どうしよう…どうすれば…」
二人の様子を見ていられず、思わず視線を外した小笠原の目は、いつしか井上の近くでピクリとも動かずに横たわる
大西に釘付けになっていた。
いや正確にはその手に握られていた黒い光の正体に…

60 :623:2005/06/12(日) 23:16:49 ID:RgALpv7y0
「あっ…」
吸い寄せられるように側まで近付くと震える手を大西に向かって伸ばす。
何故、大西は動かないのか?そんな事にすら考えが及ばず、ただ友を助けたい一心で。
「助けなきゃ…英智を助けるんだ。」
免罪符のようにその言葉をつぶやきながら、硬直し始めていた大西の手から銃を
引き剥がす。
「助けるんだ。」
もう一度、同じセリフをつぶやくと小笠原は震えの止まらぬ手でその銃を構え、
銃口を桧山の背に向けた。

【残り14人・選手会10人】

61 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/12(日) 23:34:54 ID:AjP5gmJH0
頑張れガサーラタン!

62 :126:2005/06/12(日) 23:42:52 ID:YpP0oD7G0
181.ほどける絆

「……仮に、オーナーたちがこの島にいたとして、ですよ」
選手会役員たちは何故この島に来たのか ── その疑問を抱いた理由を古田に問われ、
中村武志は差し向かいに座す彼に対し、返答を静かに切り出した。
「選手会がそれを確信した根拠はなんなんです?
俺には誘い出しの文句にしか聞こえなかった。正直、その話を聞いたとき」
これだけ広い島だ。どこに何が潜んでいても、どんな仕掛けが施されていたとしても
おかしくない。島に踏み入ったと同時に包囲されることは想像しなかったのか。
これはオーナー側の仕組んだ罠。そして選手会はそれに誘い出されたのだ。
中村にはそうとしか考えられなかった。
「古田さんがそれをあっさり信じたってことが、不思議でしょうがないんです」
胸を突かれたような顔をして、古田がこちらを見た。
その時だった。
「……緒方がおらん」
それまでずっと沈黙していた清原が、緒方の失踪を告げたのは。


冷たい雫がつむじに当たるのを感じ、中村は空を仰いだ。
少し前はまだ灰色だった雲はいつの間にか黒雲に変わっており、頭上に折り重なった
それらは手をのばせば届きそうに近い。
視線を戻せば木陰に座っていたはずの、さっき言葉を交わしたはずの緒方の姿は
やはりどこにもなく、代わりに一匹の蝶がその辺りをふらふらと漂っているだけだった。
寿命が近いのか、地面すれすれのところを飛行する蝶の様子を視界の端に見ながら、
中村は緒方が出て行ったと思われるテント脇の細い道に目をやった。
当たり前だがそこには気配の残滓すらなく ── その事実に一瞬ぞくりとする。
「……俺、捜してきます」
控えめな声とともに、高木が荷物を手に立ち上がった。その場にいる誰の了承を待とうとも
せず、繁みに挟まれた道を小走りに駆けて行く。
呼び止めるなり共に行くなり、何かするべきだったタイミングは完全に逸してしまっていた。
ただ見送ることしか出来ず肩を落としかけて、だが中村は、はたと細い目を見開く。

63 :126:2005/06/12(日) 23:43:33 ID:YpP0oD7G0
(……古田さん?)
彼ならば必ず声をかけていたはず。怪訝に思い、古田の名を呼ぼうとしたが、肝心の声は
喉の半ばで引っかかり出ては来なかった。
腰を浮かせ、膝立ちの格好のまま、古田が呆然と動きを止めていた。
それを目の当たりにしたために。
「……また一人、おらんようになってもうた」
大股の歩みとともに背にしていた木から離れた清原が、ぼそりと言い放った。
風にあおられた雨粒がばらばらと首筋を打つ。
魂を抜かれたかのように古田は動かない。
清原はひとつ忌々しげに舌打ちすると、そのまま高木の出て行った道からキャンプを離れて
行こうとする。
「待てよ」
たまらず、中村は立ち上がってその背を追った。
「なあちょっと待ってくれ」
語調を強めた二度目の呼びかけで、荷を背負った彼の歩みが止まる。
「…何かがおかしい。そう思わないか?」
止まっただけで振り向きはしない清原の後頭部を、中村はすがる思いで見上げる。
何かとは何だと聞き返されればそれまでなのだが、胸に凝る思いの丈をそのまましまい込んでは
おけなかった。
「選手会の結束はどこにいっちまったんだ。どうして皆、こんな……」
球界再編の波の中、繰り広げられる経営者側と選手会の攻防。中村はそれを傍目に見ている
ことしか出来なかったが、選手会の結束が固いことはそれでも充分に伝わってきていた。
それが今はどうだ。ただ現状に流されているようにしか見えない。それは自分も含めてのことだったが。
── みんな、バラバラだ。
「キヨ、俺たちは何をすべきだ? お前はその答えを持っているんじゃないのか?」
「…なら、中村さん」
清原の肩が揺れ、顔の半分がこちらを向く。
「あんたの信念は何なんですか。あんたのしたいことは」
伏せがちにされた鋭い流し目が中村を見おろす。相手投手を威嚇するに余りある、凄みの
効いた視線 ── だがそこに一瞬、翳りが浮かんだように見えたのは気のせいなのか。

64 :126:2005/06/12(日) 23:44:10 ID:YpP0oD7G0
ともあれ、中村は自分の答えを口にする。
「俺は……、こんな殺し合いを早く止めさせたい。そのために俺の存在が役に立つなら、
どんなことでもするつもりだ」
実際は自分がここに来たがために、野口が死んだようなものなのだが ──
その感傷はぐっと押しこめて、中村は口許をひき結ぶ。
「そのつもりでした。俺も」
清原の横顔がわずかにうつむいた。
「俺一人でもオーナーどもをふんづかまえて、こんなアホなことは早よやめささなあかん、
そう思ってました」
「だったら」
「それは今も変わっとらん。けど」
中村の台詞を制し、清原はぐいと身体をねじって後ろを見た。
「俺はあんたを許す気になられへんのや。古田さん」
しっかりと古田本人に聞こえるように、吐き捨てる。
「由伸見捨てた、あんたはな」
中村の肩越しに古田へと向けられる瞳の中に、また見えた翳り。
それは失望か、あるいは落胆だったのか。
清原は前に向き直り、告げた。
「俺は一人で行きます。…これ以上、後輩を死なしとうない」
それが決別の言葉だった。清原は歩みを再会し、その姿はどんどん遠ざかって行った。
彼の肩をつかもうと伸ばした手は途中で止まり、行き場を失って腰の位置に戻った。
後方で、ぬかるみを踏む音がした。そして、びちゃ、と泥のはねるような音。
古田が地面に拳を叩きつけたのだろうと、想像の中で悟る。
「………すまん」
その一言を絞り出すので精一杯だったようだ。彼の声は震えていた。
そちらを見ることが出来ずに彷徨う視線が、目の前のテントのあたりに留まる。
息絶えた蝶の骸が勢いを増す雨に打たれているのを、中村は、ただ悲痛な思いで眺める
ことしかできなかった。

【残り14人・選手会10人】

65 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/13(月) 06:43:21 ID:Ap/8YjD70
職人さん方乙です!
朝保守

66 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/13(月) 11:50:54 ID:d0AybIZI0
ほしゅ

67 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/13(月) 20:22:35 ID:TbNqRlTe0
職人さんキテター!!
…また今後が気になる。

68 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/14(火) 11:40:05 ID:msIK00ed0
出かける前にアゲ

69 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/14(火) 12:53:56 ID:vKeRcy2t0
ウチらの板に紛れ込んでたので返しにきました。
ここの住人?

こいつうざ

愛☆地球博 ◆FJ1Guu7sP

70 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/14(火) 13:06:19 ID:7my5WWZb0
おいスレ違いだ。変なもの置いていくな。
そいつ味噌系(?)の糞コテだろ?ジョニースレにいたぞ。

301 :愛☆地球博 ◆FJ1Guu7sP. :2005/06/14(火) 00:07:08 ID:m0jHeVNv0
心のエース今中と黒木程度の投手を一緒にするなよw

ああ、今中と山本昌のWエースの古きよき時代・・・本当によかったなあ・・・



ここはコテ職人以外全員名無しだ。つまらんことでageていくなよ。

71 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/14(火) 20:59:05 ID:znKQB8fO0
捕手

72 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/14(火) 23:49:44 ID:pSeHsVSC0
職人様乙!乙!!乙!!!乙!!!!乙!!!!!
(AAでだんだん大きくしたかったがやり方を知らない俺)

73 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/15(水) 07:45:58 ID:7q3CYrBU0
ホッシャ

74 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/15(水) 20:10:52 ID:CTVB3xVP0
ほっしゅ

75 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/16(木) 01:46:42 ID:Pa59D9eP0
( ´w`)ペーチュンチュン

76 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/16(木) 02:20:39 ID:9IH/Vr1d0
ほしゅ

77 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/16(木) 17:04:24 ID:tXbgGNbE0
サムソン・リー 「ライブじゃなければバンドじゃない」
 
「野球が好きで、野球をやっているうちに野球選手になりました。音楽も遅く始めたぶん、人一倍、一生懸命長くやっていたら、いつか良い事があるでしょう」

先頃、ロックバンド<What>としてデビューした、元プロ野球選手のイ・サンフン(※中日ドラゴンズではサムソン・リー)が、ブレイクできなくても焦らない理由である。

アルバムを発表すると、旺盛な放送活動をするのが慣例だが、<What>はコンサート会場やストリート、ライブハウスで活動し、放送もバンド・オール・ライブが可能な番組だけを選んでいるので、マネージャーの心配は大変なものだ。

所属事務所も、「こうなったら放送も大変だし、成功するのも難しい」と、何度も話しているが、イ・サンフンは「ギター弾いて歌うライブが好きだから音楽をやっているのに、アテ弾きや口パクをやるなら、バンドを始めたりしなかった」という答えを繰り返すばかりだという。

イ・サンフンは「僕がライブが上手いからではなく、ライブができるところにだけ出演するのは当然。ストリートだろうがクラブだろうが、バンドライブができるところならどこへでも行きます」と、決意を表明。
タイトル曲も、大衆的な『ちゃんと見ろ』という曲から、イ・サンフンとメンバーたちの要請で、もっともうるさい(?)『豚の夢』という曲に変えられた。

これについてイ・サンフンのマネージャーは、「どんどん険しい道の方に行っているようで、一方では心配ですが、もう一方ではそんな彼らの姿が誇らしくもあります」と語る。

風雲児イ・サンフンは、来たる7月9日、人生初めての単独コンサートを、大学路(テハンロ)マロニエ公園で行う。
http://www.wowkorea.jp/Section/NewsRead.asp?nArticleID=1936


78 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/17(金) 00:28:28 ID:vpUB8ygD0
スレ乱立中につきホシュ

79 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/17(金) 19:11:55 ID:FbYODiU80
ホッシュート!

80 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/17(金) 19:21:37 ID:K2vscWL1O
保守しすぎだ、無駄にageんな

81 :358:2005/06/18(土) 00:13:44 ID:kJ92cBre0
182,イージーミス

操舵室の男は一度目を細め、「…なんだぁ?」と呟いた。閑散としていたはずの漁港周辺に、
大小様々な船が集っていたのだ。中には、役所の巡視船らしき物も見える。
手当を続けているゴメスにも、様子がおかしいのは伝わったらしく、不安げに視線を左右させた。
気になって無線を触ってみると、付近の海域で遭難者が出たので、手の空いてる船は
捜索に協力してくれ、という内容のアナウンスが聞こえてきた。
「なんか遭難したやつがいるって。えー、ほら、海に人が落ちた」
身振り手振り説明に、ゴメスは二人を指差した。
「ウミ、ヒト?」
「いや、そいつらじゃないと思うが……ちょっと待ってくれ」
無線の周波数をまた変更して、つながった先に船の名前を告げた。
「救助に協力する。遭難船についての情報を教えてくれ」
「船はありません。場所は次の通りです」
と、抑揚のない声で方角と距離を読み上げ始めた。
「船がないって…なんだそれ?」
「場所で想像できませんか?島から海へ直接落ちたんですよ」
途端に、嫌な汗が噴き出してきた。指定された位置から考えても間違いない、
こいつらのことを探しているのだ。だが……素直に引き渡してしまっていいものだろうか?
あの島で何が起こっているのか、はっきりとはわからなかったがどうせ非合法な事に決まってる。
そのなかで、海に落ちた二人……片方は脇腹に銃弾をうけていて……
「…了解。その二人の特徴を教えてくれ」
「男性です。どちらもドラゴンズのユニフォームを着ているはずです。11と、21」
「11番と21番だな。了解。目につきやすい格好か?」
「何とも言えません。白地に青なので、それほど派手ではありません」
「わかった。燃料の補給が済み次第、合流する」
11番と21番、念を押したところで、ゴメスも大方の状況は掴めたらしい。
「what……?」
「探してるらしい。けど…あいつらに引き渡しちゃいけない気がすんだよ、
漁師の勘ってやつなんだが…こりゃ普通の遭難救助じゃねえ。なんかおかしい」

82 :358:2005/06/18(土) 00:14:13 ID:kJ92cBre0
男は操舵室から出てくると、船室の端に丸めてあったビニールシートを抱きかかえて、
ゴメスに投げた。
「念のためこれで隠してくれ。カバーっつーのか?」
「OK」
ばさっ、という音と共にほこりが舞い上がった。
「ちょっと間我慢してもらうぞ。着いたらすぐ病院連れて行くからな」
舵を握り、船団をそっと迂回して、港の一番端の部分、小さなボートや古くなった漁船が
ごちゃごちゃとしている場所へ向かって船を走らせた。

その男、は無線のやりとりを、港の隅っこにある掘っ立て小屋で聞いていた。
宮内の命令でどうにか船を確保し、名ばかりの司令室で状況を追っていたところだった。
「島から海へ直接落ちたんですよ」
無線を操作している別の男がそう答えると、少し間があって『了解』の返事がきた。
『その二人の特徴を教えてくれ』
そこで彼は、おや、と思い顔を上げた。
「男性です」通信係は普通に返事をしただけだ。他の人間も、めいめいの作業を続けている。
「今二人って言ってた?」
ちょうど無線が切れ、ざーっと雑音が鳴った。
「誰が?」
「相手」
「言ったかな。そうかもしれない。なんで?」
「人数、こっちからは言ってないよな」
男は少し首をかしげて、同じ台詞を繰り返した。
「そうかもしれない」
「3秒前のことも忘れてんのかよ」
煙草を吹かしていた別の男が、からかい口調で水を差した。
「寝不足なんだよ。俺が一番忙しかったの知ってるだろ?」
「そうかもしれない、なんてな」
くだらない笑いで茶化されて、話題は別方向へと流れていってしまう。追及する気も起こらない。
腕時計を見れば、あと10分ほどで休憩時間に入る。大したことでもないだろうし、
一人で確認すればいい。そう思いなおして、再び手元の作業に集中した。

83 :358:2005/06/18(土) 00:14:53 ID:kJ92cBre0
小屋を出ればすぐに、海から湿った風が吹き付けて、べとりと肌の上に膜をはった。
燃料補給すると言っていたから、給油設備の近くにいるはずだ。
コンクリートの上に広がった水たまりに、自分の顔と重苦しい雲が映っている。
鮮明ではないのに、目の下のクマだけはしっかりと浮いて見えて、己も疲れているんだなと思った。
プロ野球に関わる仕事だと聞いてぬか喜びしたのも、もう遠い過去のようだった。
詳細は知らされていないが、ろくでもないことに荷担してしまっているのだろう。
辛い、と上役にこぼした同僚が二人、昨日の晩から姿を消したままだ。他でも何人か、
事務職員が消えたという噂が流れている。やってることは"そんなこと"なのだから。
給油設備の近くには数台の小型船があったが、告げられた名前は見あたらない。
10分足らずで補充が済むとは考えにくい。まだ戻っていないのかと、水平線に向かって
背伸びをしてみたが、こちらへ来そうな船はない。
――もしかして…ビンゴだったりするのか?まさか。
そうは否定しながらも、近くにいた船乗り達に、つい今し方帰港した船がなかったか、と聞いて回り、
三人目で、あっちにいった船があった、そういう返事を得た。
指差した先を追ったが、別の船に遮られて船体は見えない。形ばかりの礼を述べて、
ぬかるんだコンクリをべしゃべしゃ鳴らしながら歩いていくと、水たまりをはね飛ばしながら
進んでくる一台の小型トラックが目に入った。運転手は乱暴な手つきでハンドルを切り、
車体がきしみながら右へと進路を変えた。その時。
荷台に乗っていたひげ面の外国人と視線が交錯した。
男は目を見開いた。あれは…、確か……

84 :358:2005/06/18(土) 00:16:34 ID:kJ92cBre0
長らく使っていなかった記憶の引き出しを一つ引っ張ると、隙間からするりと何かが落ちてきた。
「レオ・ゴメス」
思わずして声に出していた。
「ビンゴだ」
トラックの後ろ姿めがけて走り出したが、それは無駄だとすぐに思い直す。
立ち止まって辺りを探せば、自分たちの誰かが乗ってきたであろうタクシーが一台、そこに残っている。
窓を乱暴に叩いて運転手を起こし、己の体を後部座席へと詰め込む。
「あのトラックを追ってくれ。頼む」
一万円札を突きつけると、彼は大げさに頷いてアクセルを深く踏み込んだ。

タクシーの走り去った後にはぽつんと、あの男の携帯電話が残されており、バックライトが寂しく点滅していた。

【残り14人・選手会10人】

85 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/18(土) 00:44:37 ID:DbdFurKw0
乙です。
外側もバタバタしはじめてきたな。

ところで「あの男の携帯電話」が分からない俺は
保管庫読み直してこいってことですかそうですかorz

86 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/18(土) 14:31:40 ID:GNQlTny+0
   ヾ   _________     /
  \   ,.r‐''''...................-、
    /:::::::::::::::::::_ ::::::::ヽ
  メ !::::::::::::::::::::::}十{::::::::::::::i  つ
    !::::::::::::::::::_,,、-'''''' ̄ ̄`'ヽ    ブヮーハハハハハハッ
 ─  |ミシ ̄ ̄ _ノ''  'ヽ、_ !'''"
ニ─ .(6ミシ  《;.・;.》 《;・;.》 |  二─ 俺は中日が嫌いだ、名古屋も嫌いだ、
  ヽ し:    "~~´i |`~~゛ .i       中日に入団すると皆下品な顔になる、
   . ミ:::|:::::.....  f ・ ・)、 ..:::i         落合も嫌いだ、ブサイクババァと
   ノ |::::ヽ:::::( トュェェェュュイ:/ 。 ゚       糞ガキなんかビールかけに呼ぶな、
/  _ ノヽ:::::ヽ:::ヽ, -rー /ノ ・  。         中日なんか無くなってしまえ、
 / | | |\:::`ー-ニニニソ:|。\ : 。        名古屋にテポドン落ちて、
 .  | |.r‐-‐-‐/⌒ヽ- .| | | \       名古屋と中日は消滅してしまえー

87 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/18(土) 16:18:57 ID:kGJXvtfq0
憲伸&正ちゃん逃げ切ってくれよ・・・

と、流れとは関係なく、職人兼保管庫管理人さんの安否が気になる俺が保守

88 :358:2005/06/19(日) 00:47:49 ID:dcx+h+yL0
わかりにくい文章を書いてしまってすみません。
>あの男の携帯電話
=タクシーに乗ったときに落っことした、のつもりでした
(携帯で連絡が取れない方がこの後引っ張れるかな、と思って)
保管庫の方で訂正をお願いしておきます。

89 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/19(日) 04:41:45 ID:FpJe8rVLO
乙です。
それなら「あの」を取るだけで通じるかな?

90 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/19(日) 19:06:50 ID:QBUSsMFC0
一旦あげ

91 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/19(日) 20:59:17 ID:eWdOBcm90
このサイトみんなで盛り上げてやって!
http://m-space.jp/?hekiru

92 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/20(月) 00:28:56 ID:Y0wJLXbP0
       __,,,...............,,__、
     .,,::'゙;'''""''゙''''゙゙""''ニ=;;;;..`.、
     lッ'゙           ゙;;;;;;::.,,、
    /´_,,,..      ..,,,_    ゙{;;;;;;;i
    f''"゙  、  . '   ゙゙゙"`   'i;;;f ヽ
    l ;-。= .}     =。-、    |:;l .;:!  
    }  ̄ ;       ̄     1{ bl    今日は暇だな 
    !、  .,.,,,,、      ノ  、ソ      森野クンもいないし寂しいなぁ
    'i   ' `゛  `        i;;;
    ヽ _,.=ニニニ=__,、     ' l;;'
     i   `¬―'´     ノ  |
      'i,        ,/   |
       )`ー---― '"

93 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/20(月) 23:01:23 ID:M10H3RyI0
ほしゅ

94 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/20(月) 23:32:36 ID:Yhs/xtRw0
>>86

荒らし珍カスがどんなにほざいても、対犯珍戦、ドラの3タテ確定!
甲子園の基地外珍オタ共を沈黙させよう!

95 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/20(月) 23:41:25 ID:0Hl1FSi70
>>94










普通に大阪ドームですが

96 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/21(火) 00:14:16 ID:5z+yMVYG0
        Λ俺Λ
        (´∀` )-、
       ,(mソ)ヽ   i
       / / ヽ ヽ l 
 ̄ ̄ ̄ (_,ノ ̄ ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄
職人様乙です!!・・・ところで中日バトロワってリレーなの?

97 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/21(火) 00:38:37 ID:gTyKp0dG0
同乙w

98 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/21(火) 00:49:32 ID:ciK19/mK0
       __,,,...............,,__、
     .,,::'゙;'''""''゙''''゙゙""''ニ=;;;;..`.、
     lッ'゙           ゙;;;;;;::.,,、
    /´_,,,..      ..,,,_    ゙{;;;;;;;i
    f''"゙  、  . '   ゙゙゙"`   'i;;;f ヽ
    l ;-。= .}     =。-、    |:;l .;:!  
    }  ̄ ;       ̄     1{ bl    中日ファンの君たち
    !、  .,.,,,,、      ノ  、ソ     言葉が悪いな。
    'i   ' `゛  `        i;;;      子供はこれだから困る
    ヽ _,.=ニニニ=__,、     ' l;;'
     i   `¬―'´     ノ  |
      'i,        ,/   |
       )`ー---― '"


99 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/21(火) 00:51:16 ID:3dizpI4e0
>>96
保管庫ttp://cdbr2004.hp.infoseek.co.jp/を
読むことをおすすめするよ

まず全部読んで。話はそれから。

100 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/21(火) 01:02:34 ID:ciK19/mK0
       __,,,...............,,__、
     .,,::'゙;'''""''゙''''゙゙""''ニ=;;;;..`.、
     lッ'゙           ゙;;;;;;::.,,、
    /´_,,,..      ..,,,_    ゙{;;;;;;;i
    f''"゙  、  . '   ゙゙゙"`   'i;;;f ヽ
    l ;-。= .}     =。-、    |:;l .;:!  
    }  ̄ ;       ̄     1{ bl    
    !、  .,.,,,,、      ノ  、ソ     どうやら私が100ゲットしてしまったな
    'i   ' `゛  `        i;;;      
    ヽ _,.=ニニニ=__,、     ' l;;'
     i   `¬―'´     ノ  |
      'i,        ,/   |
       )`ー---― '"


101 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/21(火) 22:50:10 ID:I5b7TOpP0
捕手

102 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/22(水) 07:46:28 ID:nx8aetmL0
ho

103 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/22(水) 08:29:56 ID:mUTdXmAu0
ヾ   _________     /
  \   ,.r‐''''...................-、
    /:::::::::::::::::::_ ::::::::ヽ
  メ !::::::::::::::::::::::}十{::::::::::::::i  つ
    !::::::::::::::::::_,,、-'''''' ̄ ̄`'ヽ    ブヮーハハハハハハッ
 ─  |ミシ ̄ ̄ _ノ''  'ヽ、_ !'''"
ニ─ .(6ミシ  《;.・;.》 《;・;.》 |  二─ 俺は中日が嫌いだ、名古屋も嫌いだ、
  ヽ し:    "~~´i |`~~゛ .i       中日に入団すると皆下品な顔になる、
   . ミ:::|:::::.....  f ・ ・)、 ..:::i         落合も嫌いだ、ブサイクババァと
   ノ |::::ヽ:::::( トュェェェュュイ:/ 。 ゚       糞ガキなんかビールかけに呼ぶな、
/  _ ノヽ:::::ヽ:::ヽ, -rー /ノ ・  。         中日なんか無くなってしまえ、
 / | | |\:::`ー-ニニニソ:|。\ : 。        名古屋にテポドン落ちて、
 .  | |.r‐-‐-‐/⌒ヽ- .| | | \       名古屋と中日は消滅してしまえー


104 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/23(木) 09:20:13 ID:J+TsY+d20
保守

105 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/23(木) 22:43:11 ID:AokO78Mh0
圧縮きそう ホシュ

106 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/23(木) 23:35:10 ID:UE3nbzx40
hosyu

107 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/24(金) 09:10:58 ID:knNKlc3w0
hage

108 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/25(土) 01:09:14 ID:kvkirWmy0
( ゚ー´ )

109 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/25(土) 20:10:17 ID:jc5CHeNI0
保守

110 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/25(土) 23:02:21 ID:rg6HbRTe0
保守

111 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/26(日) 00:14:56 ID:5RQUYr8J0
         __,,,...............,,__、
     .,,::'゙;'''""''゙''''゙゙""''ニ=;;;;..`.、
     lッ'゙           ゙;;;;;;::.,,、
    /´_,,,..      ..,,,_    ゙{;;;;;;;i
    f''"゙  、  . '   ゙゙゙"`   'i;;;f ヽ
    l ;-。= .}     =。-、    |:;l .;:!
    }  ̄ ;       ̄     1{ bl
    !、  .,.,,,,、      ノ  、ソ     ここは暇なスレだなぁ
    'i   ' `゛  `        i;;;      
    ヽ _,.=ニニニ=__,、     ' l;;'        
     i   `¬―'´     ノ  |
      'i,        ,/   |
       )`ー---― '"

112 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/26(日) 15:58:15 ID:EQMDCIY20
>>107-108
[…ε…]<プゲラ

113 :96:2005/06/27(月) 02:32:42 ID:gS1YR/0n0
>>99
亀レスになります。
2004、読破済です。実は、ふと疑問に思いまして。
文章の感じから、リレーではなく一人の書き手と予想しております。

ちなみにこれまでの感想をば。
○古田の喋り言葉が秀逸!本人の声が聞こえてきました(笑
○山本昌がナイチンゲールである件。
○佐伯の大阪弁、バッチリですよ!
○選手会側が背広を着ている事をよく忘れそうになりました・・・。
○岩瀬、お前確か両足と片手に大怪我している筈だが・・・元気に歩いておるな。
以上です。
実を言うと、バトルロワイアルの原作も映画も知らないんです。
・・・見ておいた方がいいのかな?

114 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/27(月) 13:43:20 ID:lMWr/GuIO
書くペースによって一人の書き手の割合が多くなる場合もあるし、読んでて違和感ありすぎない程度には文体やキャラをそろえてると思う。
あと、展開の打ち合わせもしてるかもね

115 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/28(火) 00:28:41 ID:BxwHyoDG0
原作知らなくても書いてるor読んでるのは結構いる希ガス

116 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/28(火) 01:17:17 ID:fnA05yge0
>>113
残念だが予想ははずれだ。

リレーですよ。
ちゃんと保管庫をすみからすみまで読みましたか?
原作と映画は特に見なくても大丈夫でしょうが、
保管庫はきっちり読む事をおすすめします。
出来れば過去のリレーも読んでおいて損は無いとおもいますよ。
量は多いですが、がんばって。

117 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/28(火) 09:02:04 ID:7o6htl240
捕手

118 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/29(水) 00:55:04 ID:0Bs1hIC/0
ホシュ

119 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/29(水) 01:29:17 ID:8wr+KWTZ0
         __,,,...............,,__、
     .,,::'゙;'''""''゙''''゙゙""''ニ=;;;;..`.、
     lッ'゙           ゙;;;;;;::.,,、
    /´_,,,..      ..,,,_    ゙{;;;;;;;i
    f''"゙  、  . '   ゙゙゙"`   'i;;;f ヽ
    l ;-。= .}     =。-、    |:;l .;:!
    }  ̄ ;       ̄     1{ bl
    !、  .,.,,,,、      ノ  、ソ    捕手タニシゲはもう要らないよ
    'i   ' `゛  `        i;;;    クビだよクビ!  ニヤニヤ
    ヽ _,.=ニニニ=__,、     ' l;;'      
     i   `¬―'´     ノ  |        
      'i,        ,/   |
       )`ー---― '"


120 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/29(水) 19:17:29 ID:jyvKJdCZ0
( #‘∀‘)

121 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/30(木) 11:55:06 ID:Zspm4TJ80
ほす

122 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/30(木) 21:38:32 ID:U3CbJbIf0
保守

123 :代打名無し@実況は実況板で:2005/06/30(木) 22:13:41 ID:VXbjT00+0
         __,,,...............,,__、
     .,,::'゙;'''""''゙''''゙゙""''ニ=;;;;..`.、
     lッ'゙           ゙;;;;;;::.,,、
    /´_,,,..      ..,,,_    ゙{;;;;;;;i
    f''"゙  、  . '   ゙゙゙"`   'i;;;f ヽ
    l ;-。= .}     =。-、    |:;l .;:!
    }  ̄ ;       ̄     1{ bl  今日は野球ないし遊んでたよ
    !、  .,.,,,,、      ノ  、ソ    やっぱり若い子はいいね
    'i   ' `゛  `        i;;;    (・∀・)ニヤニヤ
    ヽ _,.=ニニニ=__,、     ' l;;'      
     i   `¬―'´     ノ  |        
      'i,        ,/   |
       )`ー---― '"

124 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/01(金) 23:15:36 ID:mr3Uv5ZH0
ホシュー。

125 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/02(土) 15:25:40 ID:sIYaMIN80
補習

126 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/02(土) 19:24:41 ID:AJ9fkGO/0
         __,,,...............,,__、
     .,,::'゙;'''""''゙''''゙゙""''ニ=;;;;..`.、
     lッ'゙           ゙;;;;;;::.,,、
    /´_,,,..      ..,,,_    ゙{;;;;;;;i
    f''"゙  、  . '   ゙゙゙"`   'i;;;f ヽ
    l ;-。= .}     =。-、    |:;l .;:!
    }  ̄ ;       ̄     1{ bl
    !、  .,.,,,,、      ノ  、ソ   
    'i   ' `゛  `        i;;;   ニヤニヤ
    ヽ _,.=ニニニ=__,、     ' l;;'     ネチネチ
     i   `¬―'´     ノ  |                ニヤニヤ
      'i,        ,/   |
       )`ー---― '"

127 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/03(日) 18:50:35 ID:S3yKBBwC0
\\ ドンドコ ドンドコ!!
       ドンドコ ドンドコ!!//
    ∧ ∧   ,,──,−、  ノし
    (*゚∀゚)/ ((糞味噌祭))) て       味噌アワレ〜
     |つ/つ  `ー─``ー' v'(⌒                 
   〜|  |   ┣━━┫┨      クソミソ クエ!!       
    U U   ┠┤  ┣┫   ( ・∀・)⊃──∈●   il||li _| ̄|○il||li ←味噌ヲタ
        ∧∧  ♪            糞味噌ラガーは激まずー
       ('(゚∀('ヽ                売れ切れなんて味噌中味覚変やどー   
   ♪  ('ヾ,  ` )  おいおい糞味噌タフマンに連敗アワレ〜wwww
       ` 、,, /〜   ボロ負け街道まっしぐらー
         (_,/      ナマイキに優勝なんて夢見んなよー


128 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/03(日) 20:51:28 ID:S3yKBBwC0
\\ ドンドコ ドンドコ!!
       ドンドコ ドンドコ!!//
    ∧ ∧   ,,──,−、  ノし
    (*゚∀゚)/ ((糞味噌祭))) て       味噌アワレ〜
     |つ/つ  `ー─``ー' v'(⌒                 
   〜|  |   ┣━━┫┨      クソミソ クエ!!       
    U U   ┠┤  ┣┫   ( ・∀・)⊃──∈●   il||li _| ̄|○il||li ←味噌ヲタ
        ∧∧  ♪            糞味噌ラガーは激まずー
       ('(゚∀('ヽ                売れ切れなんて味噌中味覚変やどー   
   ♪  ('ヾ,  ` )  おいおい糞味噌タフマンに連敗アワレ〜wwww
       ` 、,, /〜   ボロ負け街道まっしぐらー
         (_,/      ナマイキに優勝なんて夢見んなよー
     ヾ   _________     /
  \   ,.r‐''''...................-、
    /:::::::::::::::::::_ ::::::::ヽ
  メ !::::::::::::::::::::::}十{::::::::::::::i  つ
    !::::::::::::::::::_,,、-'''''' ̄ ̄`'ヽ     
 ─  |ミシ ̄ ̄ _ノ''  'ヽ、_ !'''"     
ニ─ .(6ミシ  《;.・;.》 《;・;.》 |  二─  ブヮーハハハハハハッ
  ヽ し:    "~~´i |`~~゛ .i      
   . ミ:::|:::::.....  f ・ ・)、 ..:::i          味噌臭いのがAクラスなんて
   ノ |::::ヽ:::::( トュェェェュュイ:/ 。 ゚   
/  _ ノヽ:::::ヽ:::ヽ, -rー /ノ ・  。         絶対ウソだろ
 / | | |\:::`ー-ニニニソ:|。\ : 。
 .  | |.r‐-‐-‐/⌒ヽ- .| | | \     虚塵、貧鯉と最下位争いしてろ
 ヽ、  |_,|_,|_,h( ̄.ノ.ヽ | | | |. ヽ
 ー-ヽノ| `~`".`´ ´"⌒⌒) | | |.|
 ノ^ //人  入_ノ´´ ̄│ | | | |


129 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/03(日) 22:07:00 ID:mSPn6dMX0
>>127-128
保守乙!

130 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/03(日) 23:11:14 ID:JfO1uDEX0
捕手

131 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/04(月) 02:05:26 ID:Zpl+CfA60
>アルマンド・バルデス容疑者(27)を強制わいせつの疑いで逮捕した。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050703-00000052-jij-soci


132 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/04(月) 22:48:36 ID:PZxAZ7++0


133 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/05(火) 10:37:38 ID:2rlBjy+k0


134 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/05(火) 13:21:22 ID:po09XFXV0






「の」って来るとやだから…

135 :358:2005/07/05(火) 19:20:20 ID:Xopom5u50
183,揺ぎ無き、迷い無き……

聞きそびれていたことが一つあったのだ。
『人殺しじゃなく、もっと別の俺達にできることってやつをさ。』
余計なことは掘り返したくなかった。井端さんは正気に戻った。それで、いいじゃないか。
『2人殺すのも、3人殺すのも一緒だ…』
不安に駆られると他のことが考えられなくなる、この性分。
『その名はもう捨てた。』
そして――
見つからない、置いてきた親友の存在。
チームメイト同士の、殺し合いの現場。
尊敬する先輩の口からこぼれた、殺人の告白。
――今ここに助けてくれる人はいない。自分一人だけ、この状況と直面して。


立っている、というのは正確ではない。腑抜けたその体が、辛うじて何かにひっかかっている
という具合だ。手から落ちたマシンガンは泥に沈み、ぬるい雨粒に晒されている。
悔恨だろうか。一語でまとめようのない、彼の放つ雰囲気は何なのだろう。
「…平井さんを――」
言いかけた途端、井端の頭が跳ね上がり、驚いて言葉を失った。
その顔から感じられるのは殺意であった。森の中で見たあの表情と同じ。
しかしすぐに、右手の人差し指が空をかくと、怯えたように目をそらした。
いきなり、糸がぷつりと切れた操り人形の如く、彼は足の力を失ってへたりこんだ。。
俯いたその肩が震えてるのは、泣いているのか……笑っているわけではないと思いたい。
わけのわからない寒気が全身を走り抜ける。ぐしゃぐしゃと濡れた頭を乱暴に掻き回したが、
歯の根が鳴るのを止められない。信じてきたものが崩れていく瞬間。
そして、誰も助けてくれはしない、言葉にし難い孤独感……
雨だけが降っていた。木の葉を伝って漏れ落ちてくる水滴が、二人のユニフォームを染めていく。
36番のユニフォーム。ここにいない、他人の物。6番は確かに崖から落ちた。
指が痛くなるくらいに、己の武器を力一杯握りしめていたことに気づいて、
まじまじとその弓矢を見つめた。鏃は鋭く、冷たい金属光を放っている。
魔を破る矢。その向こうには、殺人者が一人。

136 :358:2005/07/05(火) 19:20:46 ID:Xopom5u50
おもむろに荒木は矢をつがえた。気配を察してか顔を上げた井端が、向けられた鏃に息を呑んだ。
「やめてくれ」
掠れた声で訴えたが、構えられた弓は彼を捉えたままだ。限界まで引っ張られた弦がきりきりと鳴っている。
井端は思わず目をつぶった。直後、風を切る音が聞こえた。
「……」
硬い響きが背後で起こったので、井端は振り返った。
矢は、向こうのほうに立っている木の幹に突き刺さっていて、矢羽が振動している。
「真っ直ぐ………真っ直ぐだ」
荒木がつぶやいた。もう弓は、おろしていた。そして大きなため息をつくと、井端にその手を差し出した。
「こんな時にぐらついてたら、どうにもならないから……」
井端が立ち上がったのを見て、天を仰ぎながらまたため息を一つ。
「すみません、脅かすようなことして」
「……」
背を向けたまま詫びる彼に、なんと返して良いかわからず、井端は黙った。
「…ヤナギさんのことは、立浪さんが目、覚ましたら聞きます。それまで――」
言葉を区切って、荒木が振り返る。先ほどまでとは全く違う、凛々しい表情をしていた。
「井端さん、今まで何があったか、話してくれますか」

彼の矢は、彼の中の魔を祓った。現実に直面するという恐怖に怯え揺らぐ、弱さという魔。
しかし――魔は全ての人の心の中に潜み……。

【残り14人・選手会10人】

137 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/05(火) 21:30:00 ID:zcgrFxE50
         __,,,...............,,__、
     .,,::'゙;'''""''゙''''゙゙""''ニ=;;;;..`.、
     lッ'゙           ゙;;;;;;::.,,、
    /´_,,,..      ..,,,_    ゙{;;;;;;;i
    f''"゙  、  . '   ゙゙゙"`   'i;;;f ヽ
    l ;-。= .}     =。-、    |:;l .;:!
    }  ̄ ;       ̄     1{ bl  
    !、  .,.,,,,、      ノ  、ソ   
    'i   ' `゛  `        i;;;     今日はいい試合だったな君たち
    ヽ _,.=ニニニ=__,、     ' l;;'        (・∀・)ニヤニヤ
     i   `¬―'´     ノ  |        
      'i,        ,/   |
       )`ー---― '"

138 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/05(火) 21:31:32 ID:nOgEX37h0
久々の新作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
荒木カコイイヨ荒木

139 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/05(火) 22:10:46 ID:r61nvFZ80
新作キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
荒木!荒木がかっこいい!!

140 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/06(水) 00:18:20 ID:rkCE9kgh0
         __,,,...............,,__、
     .,,::'゙;'''""''゙''''゙゙""''ニ=;;;;..`.、
     lッ'゙           ゙;;;;;;::.,,、
    /´_,,,..      ..,,,_    ゙{;;;;;;;i
    f''"゙  、  . '   ゙゙゙"`   'i;;;f ヽ
    l ;-。= .}     =。-、    |:;l .;:!
    }  ̄ ;       ̄     1{ bl
    !、  .,.,,,,、      ノ  、ソ   
    'i   ' `゛  `        i;;;  
    ヽ _,.=ニニニ=__,、     ' l;;'   
     i   `¬―'´     ノ  |       ニヤニヤ
      'i,        ,/   |
       )`ー---― '"

141 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/06(水) 02:45:42 ID:R+BQUGpv0
新作(σ゚∀゚)σゲ―――――ッツ!!
職人様、ありがとう!!
>>116
確かに隅までは保管庫を読んでいませんです。
予想は外れましたが、過去のバトロワ共々、
気長に読破したいと思っております。ノシ


142 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/07(木) 08:38:15 ID:CYLO8Jx/0
ほす

143 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/08(金) 00:50:02 ID:3bKwbFJp0
捕手tanisige

144 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/08(金) 01:51:58 ID:XMc7GdCG0
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1080986539/l50
中日日記、よかったらみてね

145 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/08(金) 21:40:21 ID:lm1I31wmO
圧縮が怖いのでage

146 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/09(土) 21:05:55 ID:oPL8kkXsO
ホッシュ

147 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/10(日) 10:13:24 ID:FxE6UB1n0
(⇔ヽ⇔)←リアルでは昨日久々の大活躍

148 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/10(日) 12:51:29 ID:DMwlR9ns0
中日ファンはパ・リーグ某応援団のドラムのバッチを盗ったり・・・・・・・・
その後、ドラムでの応援を出来なかったらしいじゃないですか!
メガホンと声だけの応援だけになってしまって、その球団ファンの
方々は非常に困惑してましたよ。
その他にも多々聞きます。
他の応援団に乱入して応援楽器を盗るなんてカワイソーな
事してあげないで下さい。

去年マジック2での神宮戦で、敗戦にも関わらず球場外で大音量でマーチを流す車を取り囲んで、
中日ファンは延々と大騒ぎして警察に通報されたよな
周囲のお洒落な飲食店には大迷惑。道も1車線占拠して渋滞作ってた。
神宮外苑であれヤルかよ・・・虚や珍でもやらんぞ




149 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/10(日) 15:30:02 ID:awuROr6F0
>>148
3行目ダウト

150 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/10(日) 17:34:33 ID:qngTizCk0
\\ ドンドコ ドンドコ!!
       ドンドコ ドンドコ!!//
    ∧ ∧   ,,──,−、  ノし
    (*゚∀゚)/ ((糞味噌祭))) て       味噌アワレ〜
     |つ/つ  `ー─``ー' v'(⌒                 
   〜|  |   ┣━━┫┨      クソミソ クエ!!       
    U U   ┠┤  ┣┫   ( ・∀・)⊃──∈●   il||li _| ̄|○il||li ←味噌ヲタ
        ∧∧  ♪            糞味噌ラガーは激まずー
       ('(゚∀('ヽ                売れ切れなんて味噌中味覚変やどー   
   ♪  ('ヾ,  ` )  おいおい糞味噌負け越しアワレ〜wwww
       ` 、,, /〜   ボロ負け街道まっしぐらー
         (_,/      ナマイキに優勝なんて夢見んなよー
     ヾ   _________     /
  \   ,.r‐''''...................-、
    /:::::::::::::::::::_ ::::::::ヽ
  メ !::::::::::::::::::::::}十{::::::::::::::i  つ
    !::::::::::::::::::_,,、-'''''' ̄ ̄`'ヽ     
 ─  |ミシ ̄ ̄ _ノ''  'ヽ、_ !'''"     
ニ─ .(6ミシ  《;.・;.》 《;・;.》 |  二─  ブヮーハハハハハハッ
  ヽ し:    "~~´i |`~~゛ .i      
   . ミ:::|:::::.....  f ・ ・)、 ..:::i          味噌臭いのがAクラスなんて
   ノ |::::ヽ:::::( トュェェェュュイ:/ 。 ゚   
/  _ ノヽ:::::ヽ:::ヽ, -rー /ノ ・  。         絶対ウソだろ
 / | | |\:::`ー-ニニニソ:|。\ : 。
 .  | |.r‐-‐-‐/⌒ヽ- .| | | \     虚塵、貧鯉と最下位争いしてろ
 ヽ、  |_,|_,|_,h( ̄.ノ.ヽ | | | |. ヽ
 ー-ヽノ| `~`".`´ ´"⌒⌒) | | |.|
 ノ^ //人  入_ノ´´ ̄│ | | | |

151 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/10(日) 18:23:49 ID:uTkX+rtl0
バトロワSSリレーのガイドライン

第1条/キャラの死、扱いは皆平等
第2条/リアルタイムで書きながら投下しない
第3条/これまでの流れをしっかり頭に叩き込んでから続きを書く
第4条/日本語は正しく使う。文法や用法がひどすぎる場合NG。
第5条/前後と矛盾した話をかかない
第6条/他人の名を騙らない
第7条/レッテル貼り、決め付けはほどほどに(問題作の擁護=作者)など
第8条/総ツッコミには耳をかたむける。
第9条/上記を持ち出し大暴れしない。ネタスレではこれを参考にしない。
第10条/ガイドラインを悪用しないこと。
(第1条を盾に空気の読めない無意味な殺しをしたり、第7条を盾に自作自演をしないこと)


見守るに貼られていたので転載。今更な感じは否めないですが参考までに。

152 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/10(日) 20:20:19 ID:lbR08IcI0
184.狂気の末に

 もみあいになってはいけなかった。
 強引に馬乗りになってきた桧山を、押しのけるほどの力は英智にはないからだ。
「――――ッ!」
 なんて力だ、と英智は内心で毒づく。
 確かに自分はプロ野球界でも非力な部類に入るが――
(それでも有り得ないだろっ!)
 単純な筋力の差とは思えない。
 もっと何か、別の――。
「いい加減、死なんかいっ!」
 桧山がナイフを突き立てんと振り上げる。
(! 腹が、がら空きだ――!)
 月並過ぎる言葉だが、今の英智にそれを気にかける余裕などない。
 ナイフが到達するより先に、全力をこめた英智の蹴りが桧山の腹に突き刺さった。
「ぐ……!」
 桧山がうめき、ナイフを取り落とした。偶然にも、英智の蹴りは桧山の鳩尾を捉えたのだ。
 わずかな隙が、そこに生まれた。
 その隙を逃さない英智ではない。ナイフは顔のすぐ横にある。
(今だ! ナイフを拾って、距離をとる――――)

153 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/10(日) 20:20:49 ID:lbR08IcI0
「――――え」
 立ち上がれない。足に力が、入らない。
(なんで、なんで動かないんだ――)
 そこで、初めて。
 英智は、己の体の異常に気づいた。
 右足の、ひざから下が。
 関節の定めた方向とは、明らかにおかしな方向を向いていた。
(嘘だろ……!)
 桧山がうすらと口元を歪めた。
(まさか――)
 桧山は自分から隙を作ることで、英智の思考を誘導し――
(わざと、俺に隙を作らせたのか――)
 そしてその目論見は成功した。英智がナイフに気をとられた瞬間、桧山は英智の右ひざを
踏み砕いていた。
「あっはははは! 終わりや、ひでのりぃぃ!」
 桧山は高らかに叫ぶと、ナイフを振り上げた。

154 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/10(日) 20:21:21 ID:lbR08IcI0
 ぱあん、と。乾いた破裂音が響いたのはそのときだ。
 その音はなんとも軽く、この状況には不釣合いで。
 英智も、桧山も、何が起こったのかすぐには理解できなかった。

「あ……?」
 桧山はナイフを振り上げた格好のまま、呆然とした表情で己の胸を見つめていた。
 そこに、赤い、紅い染みが広がっていく。
 そうして。最期まで何が起きたのか理解できぬまま。
 桧山進次郎は、まるでスローモーションのようにゆっくりと地面に倒れ伏すと、二度と動くことは

なかった。
(たす、かった、のか……?)
 英智は桧山の背中の向こうに、拳銃を構えた小笠原の姿を見――そのまま、気を失った。
 
 【残り14人・選手会9人】

155 :358:2005/07/10(日) 20:36:32 ID:O2m9CZVQ0
185,過剰演出

やっとゴーサインが出たので、無駄話に花を咲かせていたスタッフたちも配置に戻った。
ゴーサインといっても、『始めたければ始めろ、とおっしゃってます』という乱暴なものだ。
本部のいい加減な対応に、責任者の男はいらだちを感じていた。
「さぁいよいよ始まりました特別戦第二部。信じあう仲間たちの中から、一人の犠牲を決めるという
この過酷な展開、いったいどんな人間ドラマが繰り広げられるのでしょうか?!」
船越は大げさな表現を使いながら、嬉しそうにまくし立てた。再集合をかけられた選手らの
冷ややかな目線もどこ吹く風だ。彼はジュラルミンケースを高々と掲げ説明をはじめた。
「さて皆さんがこのバトルシップに乗り込んだとき使用なさった武器というのは、既に回収させて
いただきました。かわりに、こちらのほうで一人殺害するのに手頃な武器・道具を
ご用意させていただきました。そうです、このケースの中なのですが……」
そう言って選手の側でなく、カメラに向かって彼はケースの中身を示した。
「順にご説明しましょう。えー、まずこちら、ピストルですね。シグ/ザウエルP230といいまして、
日本でもSPが制式採用しております。それからこちら。よくご存知の方も多いのではないでしょうか。
そうです、ルパン三世にて使用されておりますワルサーP38ですね」
「昌さん以外わかるわけねーだろ……」
後ろのほうで誰かがつぶやいた。
「それからー、刃物はこちら。コンバットナイフ。そしてこれは麻縄。絞殺にどうぞ。
スパナと金槌は撲殺用。えーっとこの瓶は……三酸化砒素、猛毒です。
亜ヒ酸といったほうが皆さんには馴染みが深いかもしれません」
一通りの説明が終わると選手のほうを向いて、彼は続けた。
「この亜ヒ酸以外は自由に使っていただいて構いません。毒殺を計画される方はスタッフまでご相談ください。
一歩間違うと殺そうとした人が死んじゃうかもしれませんからね。それでは――」
締めの言葉を言いかけたところで、急に男が一人飛び出してきた。森である。
彼はジュラルミンケースからシグ/ザウエルP230をつかみ出すと、驚いて道をあけた選手らの
間を走りぬけた。カメラがあわててその後を追う。
「おーっと、さっそく一名の選手がピストルを持って走り出しました!一体彼の目的は!?」

156 :358:2005/07/10(日) 20:36:52 ID:O2m9CZVQ0
森は操舵室に駆け込んで、船を操縦していた軍服の男を引き倒した。
「一人殺せばいいんだろ」
そう吐き捨て、彼は銃口を相手の眉間に押しつけた。
「馬鹿な真似はやめろ、こいつは除外だと言ったはずだ。殺したってゲームは終わらんぞ」
近くにいた責任者の男が叫ぶ。
「ゲームとか……そんなの関係ねぇよ。こいつ殺さねーとなぁ、気がすまねえんだ!」
「やめろ!」
周りのスタッフも声を荒げた。
その時、軍服の男が森の腹を蹴り上げた。体勢が崩れるのと同時に手刀を横に切る。
ピストルが森の手からはじきとび、水平に回転しながら床をすべっていった。
「この野郎!」
しつこく首を絞めにかかってきた森を今度は投げ飛ばし、彼は慌ててそのピストルを拾った。
銃口を覗き込むと、その銃を床にたたきつけて言った。
「何を考えてるんだ……」
それは森に向けられた台詞ではない。スタッフらに向けられたものであった。
途端、責任者は舌打ちをし、カメラマンは逃げるように船室から出て行ってしまった。
空気が変わったのにも気づかず、森は三度軍服の男に殴りかかった。その腕を掴み、男は怒鳴った
「気づいてないのか?!あんたが死ぬとこだったんだぞ!」
「……あぁ?」
片方の眉をつり上げて聞き返した森を、スタッフが慌てて連れ出そうとする。
「なんだよ!はなせ!」
スタッフの手を振りほどこうと彼は腕を振り回し、狭い入り口の枠や壁にぶつかった。
「その銃の銃筒にはな、金属が」
「黙れ」
責任者の男が口を挟んだ。その隙に、森は外へと引きずられていってしまった。
「それ以上余計なことをしゃべるな」
「余計な事じゃない!あなたたちは」
「人質がどうなってもいいのか?」
通信機を軍服の男の鼻先に突きつけて、彼は言った。
「……」

157 :358:2005/07/10(日) 20:37:18 ID:O2m9CZVQ0
「こういう事をされると困る。こっちにも演出ってもんがあるんだ」
「演出……?暴発する銃を渡して、嘘くさい芝居で煽るのが演出なんですか?」
「道徳倫理の話はよそでやってくれ。そんな事より、次こういう邪魔したら覚悟してもらう。そのつもりでいろ」
もう一度通信機をわざとらしく揺らすと、それをポケットにしまった。
「心配するな、お前の命は保障する。最低限度の準備はあることだしな」
言い終わると、騒動の始まる前と同じように男は窓の外を眺めて、人影探しを始めた。
甲板はざわついているらしく、さっきまでよく響いていた船越の声もそれに紛れてしまっている。
「…私はそんなに重要な存在ですか?」
沈黙を破って、軍服の男が聞いた。
「一応、な。お前が死んだら船が――」
何気なく振り向いて、責任者の男は絶句した。
隠し持っていたのか、彼は別の拳銃を自身のこめかみに押し当てて、前に立つ相手を睨みつけていた。
「死んだら、困りますか?」

【残り14人・選手会10人】

158 :358:2005/07/10(日) 20:43:36 ID:O2m9CZVQ0
放送責任者の連絡手段について、本文中で表現できなかったので補足しておきます。

本部との連絡→基本的に通信機を使用
川上・正津捜索関連の連絡→182章の司令室からの船舶無線

159 :358:2005/07/10(日) 20:47:10 ID:O2m9CZVQ0
何度もすみません

>>157の最終行
>【残り14人・選手会10人】

【残り14人・選手会9人】
の誤りです。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
保管庫にも訂正依頼を出してきます。

160 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/10(日) 21:09:49 ID:GuUBHSa90
職人さん方乙ですー!
桧山やっぱ怖えー…。でもとうとう…・゚・(つД`)・゚・

ネガの続きも来ましたね!
ショーゴー瞬間沸騰しすぎだよショーゴー。
軍服の男は名前ないのがもったいないくらい。渋い人ですね。

161 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/10(日) 21:21:07 ID:Mwe2JFyN0
新作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
桧山…今岡にはもう会えないのか…。

ハァ━━━━━(´Д`)━━━━━ン!!!!
軍服の人はかっこよすぎる…
名もないキャラではありますが、とてもいい味を出してますね。

職人さんこれからも頑張ってください!

162 :152−154:2005/07/10(日) 22:12:55 ID:lbR08IcI0
今日初めて書かせていただきましたが、勝手に書いてもよかったんでしょうか?
>その隙を逃さない英智ではない
これ変です、すいません。正しくは「その隙を見逃す英智ではない」です。


163 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/10(日) 23:06:15 ID:vn6LEYzP0
>>162
もちろん、新規参入大歓迎です!
>>151のガイドラインと保管庫を参考にして頂きつつ、これからも頑張ってください。

訂正がある場合は保管庫の「訂正依頼スレッド」にも書き込んでおいてくださいね。

164 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/11(月) 06:08:10 ID:jz8+ayen0
うわあひーやんあっさり逝った・・・。・゚・(ノД`)・゚・。

165 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/12(火) 00:45:43 ID:+lyoF9cx0
続き期待 捕手

166 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/13(水) 00:48:49 ID:j2sCNmvk0
 

167 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/13(水) 03:27:43 ID:x3WceaB90
>>166
愛甲さん保守乙です

168 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/13(水) 09:31:10 ID:8s5DL4YkO
ホッシャ

169 :126:2005/07/14(木) 02:14:00 ID:VI8jbJbx0
186.影追い

たどりついた大木の下は雨よけには丁度良かったが、ぬかるみつつある地面だけは
如何ともしがたかった。
着ているものがユニフォームなら汚れも気にしないのに、と溜め息をつくと、向かいに座る
小久保からは「背もたれがあるだけましだ」というピント外れの答えが返ってきた。
「ほんまは、変にふさがん方がええと思うんですけど」
力任せに裂いたハンカチを手に、傷口にどうあてがえばいいものかと悩みながら言う。
錆色に変色したスラックスの裾を慎重にまくりあげたその下は、やはり目も当てられない
状態になっており、傷口の膿を洗う以外に処置の方法がないことに今岡は眉をひそませたが
── 怪我を負った当人である小久保は仕方ない、と頷いてみせた。
銃弾の擦過によって浅く抉れた傷の部分をハンカチで覆い、その上からネクタイを巻きつけていく。
「……お前の話はわかった」
止血も兼ねてきつめに縛りつけられた布に目をやり、小久保が口を開く。
今岡は目を上げる。彼の額に浮く汗の一滴が、つうっと鼻筋を伝って落ちるのを見た。
「このトランシーバーがきっかけって、…そういうことなんだな?」
はい、と答えると、小久保は手にした無線機を(先程もそうしたように)隅々まで観察しながら
短く唸った(スイッチはもちろん切ったままだ。くれぐれも電源には触るなと彼にも言ってある)。
『コロセ』 ── 無線機から聞こえた声はそう言っていた。確かに。
桧山が変貌したのはその直後。今岡からすれば、桧山の身に起きた何らかの異変と無線機を
切り離しては、どうしても考えられないのだ。
だからと言って、それを他人に説明するには抵抗がつきまとう。大体、『殺せ』という言葉を
聞いたから狂気に陥ったなどと、一体誰が信じるというのだろうか。
「オカルトだな。…何と言うか、そんなのは小説か映画の世界だけのことかと思ってたが…」
ひとりごちるように言い、小久保は空を睨む。そそぐ銀糸の音が静寂を埋める。
今岡は顎を引き、半開いたままの唇を締めた。
『狂わされたんです。人為的な方法で』
人為的な方法 ──
その時思い浮かんだのは、およそ九年前に世間を騒がせたカルト教団が信者に施していたという、
“洗脳”の二文字だった。

170 :126:2005/07/14(木) 02:14:59 ID:VI8jbJbx0
『操られた』かのような桧山の豹変ぶりを表現するのに、それは適確な言葉には違いない。
だが、果たして真実を言い当てているのかと問われれば、また袋小路に逆戻りしてしまう。
洗脳とは時間をかけて行うもののはず。たかだか無線機から一度、二度流れただけの声で
人を操ることなど本当に可能なのか?
(何か変や)
両眉の間隔が狭まる。思考、あるいは一つの行為に集中するとき、彼の下唇は自然と突き出た
形になるのだが、その癖を当の本人は知らない。
桧山のことはもちろんだが、他にも妙だと思っていることはある。
その最たるは、記憶がつながらないことだ。
島に上陸してから、今日のこの時に至るまでの記憶 ──
数日前、選手会が招集され、オーナーの討伐が決定されてからの記憶 ──
これら二つの繋ぎ目となる記憶が、自分には無い。
それに気がついたのは桧山に首を絞められ、ほんのわずか生死の境をさまよったあたりからだ。
“ミッシングリンク” ── 小久保ではないが、ミステリの世界に迷い込んだかのような気分になる。
「今岡?」
「小久保さんは……」
ぽつり、一言目を紡ぎ出して、一端言葉を切る。
そこから先を口にするべきか迷ったが、ごく短い逡巡の後、今岡は彼に視線を合わせた。
「小久保さんは憶えていますか。俺らが ── 」

── この島に到着するまでに、何が起こったのかを。

「……え」
こちらを見返す彼の瞳に、困惑の色が見てとれた、その時。
(!)
かすかな震動が地面についた膝の下から伝わったような気がして、今岡は目を瞠った。
緊張とともに耳を澄ませるが、絶え間なく落ちる雨だれの音が集中を阻む。
水のある場所では音が伝わりやすいという。ならば感じたこの震動は錯覚ではない……?
どちらにしろ、胸中にくすぶっている焦燥をあおるには、充分過ぎる材料だ。
己が信じる人物の手にしていた武器が何であったのかを考えれば。
思わず肩越しに背後を見やり、雨模様の彼方に目をこらす。

171 :126:2005/07/14(木) 02:15:52 ID:VI8jbJbx0
「今岡 ── 」
彼が自分を呼ぶ声は聞こえていた。
けれど首を後方に捻った格好のまま、今岡は振り返ることができなかった。
地面に吸いつく靴の裏を、すぐにでも剥がして駆け出したい衝動と、怪我人を見捨てては
行けないという、後ろ髪を引く思いがせめぎ合う。
冷静に物事の優先順位をつけられないのは自分の悪い癖だと、常々にそれは思うのだ。
この理不尽な戦いに関する肝の部分を、今自分は掴みかけている。
記憶の空白部分が存在する ── これは明らかなダウトだ。
ありえないことが起こっている。自分のみならず、小久保もそうであるのか。
それを確かめねばならない。そんな時なのに。
「……桧山さん、なのか?」
「……」
「そうなのか?」
答えられなかったが、おそらく彼にはいやと言うほど伝わっているだろう。
ポーカーフェイスは何も自分の得意とするところというわけではなく、上手く表現できない
感情ならば最初から出さない方が良いと思っているだけだ。
だから、いつも言葉に迷う。
そして己は、まとう空気の変化まで抑えきれるだけの技量を持ち合わせていない。
致命的な欠点であるという自覚はある。 ── チームを束ねる立場にある選手会長としては。
「……行けよ」
ぎこちなく首を戻しかけた時、小久保が沈黙を破った。
見れば、足の痛みを堪える顔つきで、彼が眼差しをまっすぐこちらに向けている。
「気になるんだろう。俺のことはいいから、行け」
「でも」
乾いた舌の味は苦かった。
せめてキャンプまでは一緒に。そう言いたかったが、先に小久保がかぶりを振った。
「言ったよな、俺は。お前の信じる相手を守ってやれって」
彼は言い聞かせるように、告げる。
「今がその時だ。 ── 違うか?」

172 :126:2005/07/14(木) 02:17:15 ID:VI8jbJbx0
向けられる彼の双眸はどこまでも穏やかで ── そして反論を許さない頑なな意思がある。
だがその顔のまま、唐突に小久保は話題を転換した。
「今岡、俺は憶えていないんだ」
「え?」
「さっき、お前が聞いた、あれ。この島に来るまでに、何があったか」
小久保の表情がわずかに変化する。眉をしかめ、怪訝さを含むものへと。
「それを俺に聞くってことは、お前も憶えてないってことなんだよな」
今岡はうなずいた。
「もやもやっとした感じだ。この島に来てから、どうも頭がすっきりしないと思ってたんだが…。
これはおかしいよな。はっきりさせないといけない」
── だからこうしよう、と彼は続けた。
「俺はキャンプへ向かって、古田さんにこのことを話す。…時間はかかるだろうが、這ってでも行くさ。
お前は……わかるよな」
何度も同じ事を言わせるなよ。小久保の目が、そう告げていた。
今岡は唇を結んだ。打席に入る際の、頭のスイッチを切り替えるための行為。
右肩から下げている銃のストラップを握り、立ち上がる。
迷うときではない。覚悟を決めるときだ。
「小久保さん ── 」
どうか、無事で。
言いつくせない様々な言葉をこめ、深々と頭を下げた。


雨の中、震音の届いた方向へと走り出した今岡は、ふと言い知れぬ不安に襲われた。
( ── 佐伯さん)
携帯のこと、選手会の召集の時のこと。記憶の断片が濁流に飲まれて脳裏で渦を巻く。
小久保に告げなかった、いや告げることができなかった ──
今になって、何で。どうして。
胸が否応なしに圧迫される。しかしそれを後悔する時間は、自分には残されていない。

【残り14人・選手会9人】

173 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/14(木) 13:09:14 ID:DKocz3Kq0
うおおおお!!
新作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
何か話の核に触れるような話ですね!
ワクワクしてきました。

職人さんファイト!

174 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/14(木) 19:47:03 ID:nOfDqZho0
職人さんアリガトー!乙です


175 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/15(金) 00:58:19 ID:iE0u0zvC0
\\ ドンドコ ドンドコ!!
       ドンドコ ドンドコ!!//
    ∧ ∧   ,,──,−、  ノし
    (*゚∀゚)/ ((糞味噌祭))) て       味噌アワレ〜
     |つ/つ  `ー─``ー' v'(⌒                 
   〜|  |   ┣━━┫┨      クソミソ クエ!!       
    U U   ┠┤  ┣┫   ( ・∀・)⊃──∈●   il||li _| ̄|○il||li ←味噌ヲタ
        ∧∧  ♪            糞味噌ラガーは激まずー
       ('(゚∀('ヽ                売れ切れなんて味噌中味覚変やどー   
   ♪  ('ヾ,  ` )  おいおい糞味噌負け越しアワレ〜wwww
       ` 、,, /〜   ボロ負け街道まっしぐらー
         (_,/      ナマイキに優勝なんて夢見んなよー
     ヾ   _________     /
  \   ,.r‐''''...................-、
    /:::::::::::::::::::_ ::::::::ヽ
  メ !::::::::::::::::::::::}十{::::::::::::::i  つ
    !::::::::::::::::::_,,、-'''''' ̄ ̄`'ヽ     
 ─  |ミシ ̄ ̄ _ノ''  'ヽ、_ !'''"     
ニ─ .(6ミシ  《;.・;.》 《;・;.》 |  二─  ブヮーハハハハハハッ
  ヽ し:    "~~´i |`~~゛ .i      
   . ミ:::|:::::.....  f ・ ・)、 ..:::i          味噌臭いのがAクラスなんて
   ノ |::::ヽ:::::( トュェェェュュイ:/ 。 ゚   
/  _ ノヽ:::::ヽ:::ヽ, -rー /ノ ・  。         絶対ウソだろ
 / | | |\:::`ー-ニニニソ:|。\ : 。
 .  | |.r‐-‐-‐/⌒ヽ- .| | | \     虚塵、貧鯉と最下位争いしてろ
 ヽ、  |_,|_,|_,h( ̄.ノ.ヽ | | | |. ヽ
 ー-ヽノ| `~`".`´ ´"⌒⌒) | | |.|
 ノ^ //人  入_ノ´´ ̄│ | | | |


176 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/15(金) 03:22:38 ID:NV5V+ZpO0
新作∩(´∀`)∩ィィィイイイヤッッホォォォオオオオゥ―――――!!!
職人様方、ありがとう!感謝です!!

177 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/16(土) 07:18:06 ID:QpxrZPE20
保守

178 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/16(土) 15:03:41 ID:lpr2snOz0
ほっしゃ

179 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/17(日) 02:31:08 ID:ClSGLhYEO
ほす

180 :152−154:2005/07/17(日) 03:03:38 ID:EUTd2gVA0
187.また、みんなで

「助けなきゃ……英智を助けるんだ」
 俺は動かない大西さんの手に握られた拳銃に手を伸ばす。
 大西さんの指はまるで蔦のようにグリップに絡みついていて、拳銃を離そうとはしない。
 力を入れてその指を引き剥がそうとすると、ぱき、という木の枝を折るような軽い音と共
に、拳銃が離れた。
 なんの音かは知らない。知りたいとも思わない。
「助けるんだ……」
 拳銃を両手でしっかり握って、銃口を桧山さんに向ける。
 英智は明らかに劣勢だ。このままでは間違いなく、殺されてしまう。
 はやく、はやく撃たなくちゃ――
 気は逸る。けれど震える手は、俺の意思に反して照準を定めてはくれない。
 はやく撃たなければ、英智が殺されてしまうというのに。
 そこまでわかっているのに、俺は何を迷っているというのか。
 拳銃はあまりにも軽い。コレが人殺しの道具だなんて思えないほどだ。
 ……けれど、コレは間違いなく、人殺しの道具だ。
 人差し指を曲げるという、ただそれだけの行為で簡単に人の命を奪うことができてしまう
代物だ。
 引鉄を引けば、確かに英智を助けることができるだろう。
 けれどそれは、桧山さんを、人を殺すことになるかもしれない。
 助けるため、なんて大義名分があれば、ひとを殺しても許されるのか?
 こんな状況だから、ひとを殺しても許されるのか?
 そんな都合のいいことなんてありはしない。
 たとえ、どんな理由があろうとも。
 人を殺せば、それは罪なのだから。
 俺は、背負えるのか?
 殺人という罪の重さを。
 残された者の憎しみを。
 自身に残る後悔を。

181 :152−154:2005/07/17(日) 03:05:21 ID:EUTd2gVA0
 ――――くそ、迷うな。
 俺が撃たなければ英智が、仲間が殺されてしまうんだ。
 そう、俺が本当に仲間を助けたいならば、とるべき行動はひとつしかないんだ。
 覚悟を決めろ。
 ――そう、覚悟だ。
 人を殺す覚悟じゃない。
 全てを背負う覚悟。
 いまの俺に必要なのは、それだけだ。
 英智を助けたい。
 ……いや、助けたい、じゃない。助ける――助けるんだ。
 そのためなら、なんだってしよう。
 ――なんだって、背負ってみせよう。
 殺人という罪の重さも。
 残された者の憎しみも。
 自身に残る後悔も。
 どんな罵倒の言葉も憎悪の眼差しも、生涯拭えはしない罪悪感も後悔も、何もかも全て。
 大切な仲間を救うためなら、どんなモノでも背負ってやろうじゃないか。
 俺はまたみんなと、中日ドラゴンズのみんなと野球がしたいんだ。
 だからここで、大事な仲間を失うわけにはいかない――!

 いつの間にか手の震えは止んでいた。
 思考はクリア、時間が停止したとさえ錯覚するほど。
 それはまるで、重要な場面で託されたマウンドの上に立っているときのような感覚。
 迷いはもう無い。あとは全神経を指先に集中して、引鉄を引くのみ――――!



182 :152−154:2005/07/17(日) 03:06:41 ID:EUTd2gVA0
 ぱあん、という軽い銃声が一つ、森に響いた。
 それはあまりにも軽く、けれどやけに大きく響く音。空に染み渡るように広がっていく
その音が、完全に消えたその直後。
 銃弾を受けた桧山は、まるで糸の切れた操り人形のように力無くくずおれた。
 小笠原は銃口を桧山に向けたまま、ゆっくりと近づいていく。
 桧山は英智に覆いかぶさるようにして事切れていた。
「桧山さん……すいません」
 心からそう告げて、小笠原は桧山の体を英智の隣に寝かせた。
 桧山の表情には、苦渋や恐怖といったものは無い。ただ、何が起きたのかわからない、
というような驚愕に満ちたものだ。見開かれた双眸は焦点を失い、ただ薄暗い曇天へと向
けられている。
 その目蓋を、小笠原は指でそうっと閉じさせた。
 降りしきる雨は、まるで桧山の死を悼むようにその足を速めていく。
「撃った……のか?」
 歩み寄ってきた井上が、桧山の顔を覗き込みながら訊いてくる。話すのもやっとなのだ
ろう、その表情は苦痛に歪み、声はかすれている。
「……ええ。俺が、撃ちました」
「……そうか」
 井上はそれ以上の追及をしようとはせず、英智の方に視線を向けた。
「英智――よかった。息をしている」
 井上の表情に安堵の色がさす。
 ……だが、それもつかの間。
「お前、足が――」
 ありえない方向に曲がった英智の右足を見て、
「馬鹿野郎、外野手が足怪我してどうするんだよ……」
 井上は悔しげに呟いた。自身も満身創痍でありながら、自分よりまず後輩のことを考えられ
るのがこの男の魅力なのだろう。
「……とにかく、雨を凌げるところへ行こう。――そうだな。あのでかい木の下なんてどうだ」
 井上の指差す先には、大人数人がかりでやっと一抱えできる位の巨大な幹を持った木があっ
た。

183 :152−154:2005/07/17(日) 03:07:05 ID:EUTd2gVA0
「そうですね。俺が英智を背負いますから、一樹さんは先に行ってて下さい」
「大丈夫なのか? 疲れてるだろ」
「一樹さんこそ、刺されたんですよ? 俺はまだまだ大丈夫ですし、怪我もありません。いい
 から任せてください」
 そう言って小笠原は笑って見せた。
「……わかった。任せる」
 井上はそう言って大木の方へと歩いていく。その背中をすこし眺めたあと、小笠原は英智へ
と視線を移した。その顔にはもはや先ほどまでの笑みは無い。
 小笠原は地面にしゃがみ込み、片膝を立てて英智を持ち上げ、背に負った。
 その重みは、疲労した体にはかなりの負荷だろう。
 けれど小笠原はそれを微塵も表層に出しはしない。辛いとさえ思わない。
 大木に向かって歩いていくその途中。引き結んだ小笠原の口が小さく開き、言葉を紡ぐ。
 決意の言葉を。
「――――絶対に生き残って」
 また、みんなで野球をするんだ――――
 呟きは激しさを増していく雨音に掻き消え、誰に届くことも無い。

【残り14人・選手会9人】

184 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/17(日) 04:28:10 ID:nn1F5FRW0
キタキタキタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
新作乙であります!!

無敵の檜山がここであっさり亡くなるとは以外でしたが、
気付かぬ内に残り人数が少なくなっているんですよね。
実はお気に入りの選手がまだ生き残っているのが幸いです(笑
えぇ、誰かは内緒です( ̄ー ̄)ニヤリッ

185 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/17(日) 08:27:02 ID:ouC8DuKkO
新作キテタ━━━━━(・∀・)━━━━━!!!!!!!!!
ガサーラたんよく頑張ったな
ケンシン達&アライバはどうなんだ 23しく気になるガクブル

186 :Classical名無しさん:2005/07/17(日) 09:09:30 ID:zbz0JgAp0
>728(他の人にも)
朝っぱらからスマンが、判断をお願いしたい。

http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/base/1117976320/58-60/

http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/base/1117976320/180-183/

上で井上という人物が脇腹と右腕を撃たれたことがわかり、
さらに背中を刺されたという表現が加わっている。

にもかかわらず、下の183では普通に歩いているように読み取れる。

ちょっと無理あるかなー、と思って。

187 :186:2005/07/17(日) 09:17:39 ID:zbz0JgAp0
誤爆スマソ。
井上の怪我の具合についてちょっと疑問に思ったもので。

脇腹と右腕の銃創を、百歩譲って掠った程度のものだとして、
背中はブスリといかれたんじゃないかと読み取れるんだが(井上の力が弱まり、という描写から)。
183の最後で井上は普通に歩いているような感じだけど、無理なんじゃ? と思った。
どんなもんでしょう?


188 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/17(日) 10:21:28 ID:WbuGJ7l90
 ヾ      _________     /
  \   ,.r‐''''...................-、
    /:::::::::::::::::::_ ::::::::ヽ
  メ !::::::::::::::::::::::}十{::::::::::::::i  つ
    !::::::::::::::::::_,,、-'''''' ̄ ̄`'ヽ    ブヮーハハハハハハッ
 ─  |ミシ ̄ ̄ _ノ''  'ヽ、_ !'''"
ニ─ .(6ミシ  《;.・;.》 《;・;.》 |  二─  味噌臭ぇーーー!!
  ヽ し:    "~~´i |`~~゛ .i       マジ臭ぇーーー!!
   . ミ:::|:::::.....  f ・ ・)、 ..:::i      
   ノ |::::ヽ:::::( トュェェェュュイ:/ 。 ゚     いつまでも夢見てんじゃねーぞ
/  _ ノヽ:::::ヽ:::ヽ, -rー /ノ ・  。      寝言はねてからぬかせ
 / | | |\:::`ー-ニニニソ:|。\ : 。    
 .  | |.r‐-‐-‐/⌒ヽ- .| | | \      オメーら糞味噌臭いど
 ヽ、  |_,|_,|_,h( ̄.ノ.ヽ | | | |. ヽ   
 ー-ヽノ| `~`".`´ ´"⌒⌒) | | |.|    
 ノ^ //人  入_ノ´´ ̄│ | | | | 今日中に消臭しとけよ


189 :623:2005/07/17(日) 10:21:33 ID:pQ0KmHii0
>>187
180章のほうを書き直しましょうか?

小笠原が187章で
「一樹さんこそ、刺されたんですよ? 俺はまだまだ大丈夫ですし、怪我もありません。いい
 から任せてください」
と言っている以上、実は刺されていなかったというのは無理がありますが、
刺されたけれど傷は浅かったという感じにすれば、話はつながりますよね?

それでよろしければ、今晩中にでも修正文を用意して保管庫に訂正依頼を出してきますが……

190 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/17(日) 10:41:46 ID:zbz0JgAp0
>>189
アテネでも同様のことがあったけど(前の話を書いた人が書き直しを申し出た件)、
リレーで繋がっている以上、後の話に合わせて前の話を書き直すのはやってはいけない…
…というか、筋が違う気がする。
井上が背中を刺されたのは動かしようのない事実だから、
その描写を変えるとしたら、それは152-154氏がやるか、次に続きを書く職人さんが
やるべきことだと思う。

623氏の申し出はありがたいけれども、リレー小説なんだから、描写の責任は、
前の人が書いたものを受けて書いた最後の人が請け負わなければならないと思う。
個人的には他の読み手の意見と、152-154氏の意見もお願いしたいのですが。

191 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/17(日) 10:55:27 ID:WbuGJ7l90
\\ ドンドコ ドンドコ!!
       ドンドコ ドンドコ!!//
    ∧ ∧   ,,──,−、  ノし
    (*゚∀゚)/ ((糞味噌祭))) て       味噌アワレ〜
     |つ/つ  `ー─``ー' v'(⌒                 
   〜|  |   ┣━━┫┨      クソミソ クエ!!       
    U U   ┠┤  ┣┫   ( ・∀・)⊃──∈●   il||li _| ̄|○il||li ←味噌ヲタ
        ∧∧  ♪            糞味噌ラガーは激まずー
       ('(゚∀('ヽ                売れ切れなんて味噌中味覚変やどー   
   ♪  ('ヾ,  ` )  おいおい糞味噌必死だな
       ` 、,, /〜   \\ ドンドコ ドンドコ!!
       ドンドコ ドンドコ!!//
    ∧ ∧   ,,──,−、  ノし
    (*゚∀゚)/ ((糞味噌祭))) て       味噌アワレ〜
     |つ/つ  `ー─``ー' v'(⌒                 
   〜|  |   ┣━━┫┨      クソミソ クエ!!       
    U U   ┠┤  ┣┫   ( ・∀・)⊃──∈●   il||li _| ̄|○il||li ←味噌ヲタ
        ∧∧  ♪            糞味噌ラガーは激まずー
       ('(゚∀('ヽ                売れ切れなんて味噌中味覚変やどー   
   ♪  ('ヾ,  ` )  おいおい糞味噌負け越しアワレ〜wwww
       ` 、,, /〜   ボロ負け街道まっしぐらー
         (_,/      ナマイキに優勝なんて夢見んなよー
         (_,/      ナマイキに優勝なんて夢見んなよー

192 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/17(日) 10:56:08 ID:WbuGJ7l90
 ヾ      _________     /
  \   ,.r‐''''...................-、
    /:::::::::::::::::::_ ::::::::ヽ
  メ !::::::::::::::::::::::}十{::::::::::::::i  つ
    !::::::::::::::::::_,,、-'''''' ̄ ̄`'ヽ    ブヮーハハハハハハッ
 ─  |ミシ ̄ ̄ _ノ''  'ヽ、_ !'''"
ニ─ .(6ミシ  《;.・;.》 《;・;.》 |  二─  味噌臭ぇーーー!!
  ヽ し:    "~~´i |`~~゛ .i       マジ臭ぇーーー!!
   . ミ:::|:::::.....  f ・ ・)、 ..:::i      
   ノ |::::ヽ:::::( トュェェェュュイ:/ 。 ゚     いつまでも夢見てんじゃねーぞ
/  _ ノヽ:::::ヽ:::ヽ, -rー /ノ ・  。      寝言はねてからぬかせ
 / | | |\:::`ー-ニニニソ:|。\ : 。    
 .  | |.r‐-‐-‐/⌒ヽ- .| | | \      オメーら糞味噌臭いど
 ヽ、  |_,|_,|_,h( ̄.ノ.ヽ | | | |. ヽ   
 ー-ヽノ| `~`".`´ ´"⌒⌒) | | |.|    
 ノ^ //人  入_ノ´´ ̄│ | | | | 今日中に消臭しとけよ

193 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/17(日) 14:10:03 ID:C/lWkg560
部外者ですが、考え方としては、
180章を受けるのなら井上が満身創痍には違いないんで、187章の方でもう少し
「必死で立ち上がってフラフラしながら大木まで歩いていった」て感じの描写を加えれば良い、てことですかね?

例えば、>>182の「撃った……のか?」の後を
>力尽きて桧山を制止し切れず苦闘の行方に気を揉んでいた井上も、背中の痛みを堪えて
>何とか立ち上がり歩み寄ってきた。
>血が流れているので頭がくらくらするが、必死に意識を保ち──それでも話すのがやっとなのだろう、
>表情は苦痛に歪み、声はかすれている。

こんな感じで少し描写を増やすとか、
あと>>183の会話を
>「そうですね。英智は俺が背負いますけど、一樹さんは独りで歩けますか?」
>「大丈夫だ」と言った声も吐息混じりだが、「お前こそ独りで背負えるのか?疲れてるだろ」と心配する。
>「一樹さんこそ、刺されてるんですよ? 俺はまだまだ大丈夫ですし、怪我もありません。いいから任せてください」

とちょっと小笠原に気遣わせて井上の歩行にも「重そうな足取り」という一言を加えるとかで、
解決出来そうな気がします。

と不躾にも勝手に考えてみましたが、152-154氏とその他職人さん方の思う通りに進めて下さい。
お役に立つようであれば参考にして頂ければ嬉しく思いますし、
立たないようであれば華麗にスルーでおながいしますm(__)m

194 :152−154:2005/07/17(日) 15:15:29 ID:EUTd2gVA0
本当だ、描写が足りてないorz
へたれ文章でスイマセン……今日中に変更してまとめサイトの方に修正を
おねがいしたいとおもいます。
186さん、ご指摘本当にありがとうございます。
623さん、私がへたれなばかりに気遣いをさせてしまって、すいません。
193さん、その表現、参考にさせていただいてよろしいでしょうか?
下手なりにがんばりますのでこれからもご指摘、ご指導よろしくおねが
いします。


195 :193:2005/07/17(日) 16:30:11 ID:C/lWkg560
>>194
どうぞどうぞ、参考になる部分があれば是非参考にして下さい。てか嬉しいです。
自分達は職人さん達に感謝するばかりですので、
これからも色々大変だとは思いますが、気持ちよく続けていただけるように、
影ながら応援しております。

196 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/17(日) 16:58:32 ID:4/YqwZRJ0
話も進んでいってるし、ちょっとした見落とし・描写不足が問題に
なりやすい時期ですよね。
職人さん方もより気を遣われて大変かとは思いますが、頑張ってください。
193氏と同じく、心から職人さん達を応援してます!

197 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/17(日) 19:42:39 ID:zXJhPNEt0
乙です!
今回、撃った側の小笠原の葛藤が丁寧に書かれていたのが良かった。
樋山の死も波紋を生んでいくのが分かったから。
職人さん方、これからも楽しみにしてます。
がんばれー!!

198 :152−154:2005/07/18(月) 00:20:40 ID:AIrcDwIZ0
>>182
 ぱあん、という軽い銃声が一つ、森に響いた。
 それはあまりにも軽く、けれどやけに大きく響く音。空に染み渡るように広がっていく
その音が、完全に消えた直後。
 銃弾を受けた桧山は、まるで糸の切れた操り人形のように力無くくずおれた。
 小笠原は銃口を桧山に向けたまま、ゆっくりと近づいていく。
 桧山は英智に覆いかぶさるようにして事切れていた。
「桧山さん……すいません」
 心からそう告げて、小笠原は桧山の体を英智の隣に寝かせた。
 桧山の表情には、苦渋や恐怖といったものは無い。ただ、何が起きたのかわからない、
というような驚愕に満ちたものだ。見開かれた双眸は焦点を失い、ただ薄暗い曇天へと向
けられている。
 その目蓋を、小笠原は指でそうっと閉じさせた。
 降りしきる雨は、まるで桧山の死を悼むようにその足を速めていく。
「小笠原……」
 その声は背後からかけられた。
 小笠原が振り向くと、そこには井上の姿があった。肩で息をつき、そのユニフォームは
雨と泥と血にまみれている。特に出血がひどいのは右腕で、だらりと下げられたその指先
からは雨混じりの血液がとめどなく流れていく。
「! 一樹さん! 大丈夫なんですか?」
「……っ、ああ……なんとか、な……背中って言っても肩に近い位置だったから、致命
傷じゃあない……右腕は、動かせない……たぶん腱をやられた」
 情けないな、と漏らす井上の顔は、血の気が失せていてひどく青白い。
 立っているのはもちろん、話すのもやっとなのだろう。その表情は苦痛に歪み、声はか
すれている。
 井上は足元の桧山に目をやって、それから小笠原の目を見て、
「……お前が、撃ったのか?」
 真剣な眼差しで、そう問うた。
「……ええ。俺が、撃ちました。大西さんの銃で」
 小笠原は目を逸らすことなく、答えた。

199 :152−154:2005/07/18(月) 00:22:39 ID:AIrcDwIZ0
>>183
「……そうか」
 井上はそれ以上の追及をしようとはせず、英智の方に視線を向けた。
「英智――よかった。息をしている」
 井上の表情に安堵の色がさす。
 ……だが、それもつかの間。
「お前、足が――」
 ありえない方向に曲がった英智の右足を見て、
「馬鹿野郎、外野手が足怪我してどうするんだよ……」
 井上は悔しげに呟いた。自身も満身創痍でありながら、自分よりまず後輩のことを考え
られるのがこの男の魅力なのだろう。
「……とにかく、雨を凌げるところへ行こう。これ以上の消耗はまずい――そうだな…あ
 のでかい木の下なんてどうだ」
 井上の指差す先――十メートルほど向こうに、大人数人がかりでやっと一抱えできる位
の巨大な幹を持った木があった。
「そうですね――じゃあ、俺は英智を背負いますけど、一樹さんは独りで歩けますか?」
「っ……、ああ、何とか、な……。お前こそ大丈夫なのか? 疲れてるだろ」
「俺はまだまだ大丈夫です。怪我もありませんし。英智のことは任せて、先に行ってくだ
 さい」
 そう言って小笠原は笑みを浮かべて見せた。その笑みは表面だけ取り繕った、ひどく弱
々しいものだったが――井上も心中を察したのだろう、
「……わかった。任せる」
 それだけ言って、大木の方へと歩きはじめた。その足取りは見るからに重く、いつ倒れ
てもおかしくはないように見える。
 そんな井上の背中を不安げに見つめたあと、小笠原は英智へと視線を移した。その顔に
はもはや先ほどまでの笑みは無い。
 小笠原は地面にしゃがみ込み、片膝を立てて英智を持ち上げ、背に負って立ち上がる。
 小笠原と英智の体重はほぼ同じだ。その重みは、疲労した体にはかなりの負荷だろう。
 けれど小笠原はそれを微塵も表層に出しはしない。辛いとさえ思わない。
 顔を上げると、井上はまだ小笠原と大木の半ばほどを歩いていた。出血は止まっておら
ず、足取りもふらついている。

200 :152−154:2005/07/18(月) 00:24:33 ID:AIrcDwIZ0
 井上も英智も満身創痍だ。
 ――絶対に死なせない、俺が守ってみせる――
 大木に向かって歩いていくその途中。引き結んだ小笠原の口が小さく開き、言葉を紡ぐ。
 決意の言葉を。
「――――絶対に生き残って」
 また、みんなで野球をするんだ――――
 呟きは激しさを増していく雨音に掻き消え、誰に届くことも無い。

【残り14人・選手会9人】

>>182-183を以上のものと差し替えます。
迷惑おかけして申し訳ありませんでした。


201 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/18(月) 19:10:19 ID:xG+d8rvz0
中日ヨワス

202 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/18(月) 21:46:16 ID:r576V2W0O
>201
バーーーーーーーカwwwww

203 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/19(火) 00:52:07 ID:jgD+GhRx0
 ヾ      _________     /
  \   ,.r‐''''...................-、
    /:::::::::::::::::::_ ::::::::ヽ
  メ !::::::::::::::::::::::}十{::::::::::::::i  つ
    !::::::::::::::::::_,,、-'''''' ̄ ̄`'ヽ    ブヮーハハハハハハッ
 ─  |ミシ ̄ ̄ _ノ''  'ヽ、_ !'''"
ニ─ .(6ミシ  《;.・;.》 《;・;.》 |  二─  味噌臭ぇーーー!!
  ヽ し:    "~~´i |`~~゛ .i       マジ臭ぇーーー!!
   . ミ:::|:::::.....  f ・ ・)、 ..:::i       最下位に勝っただけで
   ノ |::::ヽ:::::( トュェェェュュイ:/ 。 ゚     クソスレ立てんじゃねーよ
/  _ ノヽ:::::ヽ:::ヽ, -rー /ノ ・  。      祝勝会だぁ反省会だぁ
 / | | |\:::`ー-ニニニソ:|。\ : 。    味噌ヲタはアホばかりだな
 .  | |.r‐-‐-‐/⌒ヽ- .| | | \      味噌臭くてたまらんから
 ヽ、  |_,|_,|_,h( ̄.ノ.ヽ | | | |. ヽ   今日中に消臭しとけよ
 ー-ヽノ| `~`".`´ ´"⌒⌒) | | |.|    
 ノ^ //人  入_ノ´´ ̄│ | | | |


204 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/19(火) 19:07:20 ID:P+8xrHSY0
ヨエン

205 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/20(水) 09:37:35 ID:1UFkq6VE0
hosyu

206 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/20(水) 17:32:30 ID:Jr5WYijm0
95 名前: 代打名無し@実況は実況板で 投稿日: 2005/07/19(火) 22:49:04 ID:reTY49QT0
>>91
俺ハマファンだけどそりゃあんだけ珍パイアされりゃ勝てるわけがねーわwwwwwwww


519 名前: 代打名無し@実況は実況板で 投稿日: 2005/07/19(火) 22:39:47 ID:reTY49QT0
中日スレ荒らすな珍カスども



95 名前: 代打名無し@実況は実況板で 投稿日: 2005/07/19(火) 22:49:04 ID:reTY49QT0
>>91
俺ハマファンだけどそりゃあんだけ珍パイアされりゃ勝てるわけがねーわwwwwwwww


519 名前: 代打名無し@実況は実況板で 投稿日: 2005/07/19(火) 22:39:47 ID:reTY49QT0
中日スレ荒らすな珍カスども



95 名前: 代打名無し@実況は実況板で 投稿日: 2005/07/19(火) 22:49:04 ID:reTY49QT0
>>91
俺ハマファンだけどそりゃあんだけ珍パイアされりゃ勝てるわけがねーわwwwwwwww


519 名前: 代打名無し@実況は実況板で 投稿日: 2005/07/19(火) 22:39:47 ID:reTY49QT0
中日スレ荒らすな珍カスども

207 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/20(水) 23:53:09 ID:LuITYtdh0
         __,,,...............,,__、
     .,,::'゙;'''""''゙''''゙゙""''ニ=;;;;..`.、
     lッ'゙           ゙;;;;;;::.,,、
    /´_,,,..      ..,,,_    ゙{;;;;;;;i
    f''"゙  、  . '   ゙゙゙"`   'i;;;f ヽ
    l ;-。= .}     =。-、    |:;l .;:!
    }  ̄ ;       ̄     1{ bl
    !、  .,.,,,,、      ノ  、ソ    保守意味なし 馬鹿
    'i   ' `゛  `        i;;;
    ヽ _,.=ニニニ=__,、     ' l;;'
     i   `¬―'´     ノ  |
      'i,        ,/   |
       )`ー---― '"

208 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/21(木) 00:15:00 ID:GGI91/780
オールスター以降の展開
1.阪神=恒例の長期遠征、前半の酷使がたたり、投手陣が崩壊 大幅に負け越し
     首位転落
2.讀賣=投打のバランスがやっとととのい、上昇気味にはなるが、時すでに遅し、
     清原江藤工藤などベテランが足を引っ張り、せいぜいAクラス争いが限度
3.横浜=投手陣が充実し、急上昇、台風の目に。最終的には優勝争いに加わるも
     結局3位
4.ヤクルト=攻守とも、若手台頭あれども、コマ不足と安定感に欠け伸び悩む
     横浜、讀賣などとAクラス争いがせいぜい。
5.広島=投打低迷脱出ならず、最下位独走。来年に望みをたくす。

6.中日=オールスター前7連勝の勢いそのままに、巧みな投手リレーと
     シュアな打線と機動力を生かした試合運びが確実に接戦を制し
     最終的には9月中旬の勝負どころで抜け出して見事逆転V2達成!




209 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/21(木) 00:17:06 ID:UXmcCary0
         __,,,...............,,__、
     .,,::'゙;'''""''゙''''゙゙""''ニ=;;;;..`.、
     lッ'゙           ゙;;;;;;::.,,、
    /´_,,,..      ..,,,_    ゙{;;;;;;;i
    f''"゙  、  . '   ゙゙゙"`   'i;;;f ヽ
    l ;-。= .}     =。-、    |:;l .;:!
    }  ̄ ;       ̄     1{ bl
    !、  .,.,,,,、      ノ  、ソ    うるせー馬鹿
    'i   ' `゛  `        i;;;
    ヽ _,.=ニニニ=__,、     ' l;;'
     i   `¬―'´     ノ  |
      'i,        ,/   |
       )`ー---― '"

210 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/22(金) 00:44:01 ID:GCRexFEq0
ほしゅ

211 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/23(土) 00:34:32 ID:bX0MpHid0


212 :623:2005/07/23(土) 18:09:54 ID:lrYVAeSe0
188.切り捨てるものは

井端は荒木にこの島で自分がこれまで見てきたこと、行ってきたことを
ぽつぽつと語りはじめた。
拒絶することを一瞬選びかけたのだ。だが井端は口を開くことを選んだ。
覚悟を決めた荒木の眼差しが、最後にみた平井のそれと似すぎていたから。
抑揚の無い声、感情の見えない語り口。
その時の心情も含めながら、ありのままの現実を一見穏やかに……
荒木は口を挟むこともなく、ただ静かに耳を傾ける。
そうして、ひとしきり語り終えると井端の顔には曖昧な笑みが浮かんだ。
無理やりにでも自分の行動を振り返ってみると、その心が簡単にコロコロと
姿を変えていく様が滑稽で、腹が立つのを通りこして、ただ不思議で仕方がなかったからだ。
『いまの俺には二つの心がある。』
そんなセリフが井端の頭の中に浮かび上がってくる。
二つ目の心が生まれた、そのきっかけだけなら分かっているのだ。『自分』を殺したあの時――
そう、あの時に生まれた空白の心こそが今の心の正体だ。

高橋光信の無残な死に様を見て覚えた歪んだ正義感は
三輪を殺したことにより狂気へと姿を変え始めた。
その後の相次ぐ襲撃の失敗を経て、胸の奥に溜まっていった薄ら寒い感情を
岩本との会話で揺り動かされてしまった。その時は無理やり押し殺したのだが。
その後の三輪との思わぬ再会は井端をパニック寸前にまで追いやった。
そして自分殺しの儀式……
平井の覚悟の死は、袋小路にはまりかけていた井端の心を
確かに強制的にリセットしたのだ。
善も悪も定まらぬ真っ白な心を抱えて走り出した井端の前に現れたのが荒木だった。

213 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/23(土) 18:10:20 ID:lrYVAeSe0
無条件で己を信じてくれるものを目の前に、負の感情がわく要素はどこにもなかった。
それに加え、人殺し以外でこの現状を変えようとする荒木の強い意志。
人を殺さず、このゲームをぶっ壊す。
オーナーどもやゲームにのっている連中の趣旨に反して、
それができたら最高ではないか。
空白の心に刷り込まれたものは、そんな前向きな感情だ。
自分が本当に生まれ変わったかのような錯覚――

だが、あの時殺したのが自分ではなく平井であること自覚してしまった今、
その心は、まがい物に過ぎないのかもしれないとの迷いが今度は生まれた。
狂気を孕んだ心もいまだここにはある。
罪の意識とは別に、光信を殺された怒りも選手会側に裏切られた失望も
そう簡単に消えはしない。
『平井……お前は俺にどうして欲しかったんだ。』
誰でもなくなった後の井端は何をなすべきだったのか、平井は何も言い残さなかった。
このまま正義の味方になりすますべきなのか、悪魔の手先として地獄に落ちるべきなのか。
その答えをもう平井は教えてはくれない。再び語り合うには平井と同じ場所に行く以外に
ないのだ。だが少なくともいまはその時ではないはずだ。
『俺の思い上がりでなければな。』
井端の笑みは苦いものへと変わっていく。

214 :623:2005/07/23(土) 18:10:47 ID:lrYVAeSe0
「井端さん?」
いままで黙りこんでいた荒木が焦ったように井端に声を掛ける。
井端がいきなり立ち上がり取り落とした銃を拾い上げたからだ。
「どこへ!?」
再び銃を手に取り歩き出そうとする井端を荒木は当然引き止めようとした。
だが井端の足は止まらない。
「もう一つの心を切捨てに行ってくる。」
そういい残すと井端はもう振り返らなかった。

身体は一つしかないのだ。心は二つもいらない。
切り捨てることになるのはどちらの心なのか。
贖罪のために泥水を啜ってでも生き抜く覚悟をした今の心なのか?
それとも……
その為には自分を見つめなおす時間が必要だった。
荒木や立浪と一緒にいては、いまの自分ではこのまま流され続けるだけだ。
「荒木、立浪さんを頼んだぞ。」
振り返らぬままにそう荒木に声を掛ける。
(また卑怯なことをしているな……)
こう言えば、荒木が絶対にあとを追ってこれないことを井端は分かっていた。
事実、荒木は立浪の側でただ立ち尽くすよりなかったのだ。

215 :623:2005/07/23(土) 18:11:12 ID:lrYVAeSe0
こんな小さな島で出会った、しかも見知った人物によって簡単に心すら変えられていく。
だが、さすがに次が最後だろう。そう井端は思う。
少し気を落ち着けた自分が次に出会うのは誰なのか、そしてその時に自分は何を成すのか。
それによって、この島においての本当の自分が固定される。
《殺せ、殺せ》再びその腕に抱えたペーペーシャがそう囁く。
その囁きに乗るのか反るのか。殺すのか殺さないのか。
もし、殺すならば殺すべきものは……

【残り14人・選手会9人】

216 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/23(土) 18:25:51 ID:fEIKotm50
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
この2人別れちゃうの…

217 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/23(土) 19:07:11 ID:Z7apGQDk0
職人さんGJ。
誰に会っちゃうかわかんないけど、井端がんがれ井端。

218 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/23(土) 19:49:33 ID:8O3kxsHn0
。・゚・(ノД`)・゚・。
井端…井端…

219 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/23(土) 21:18:40 ID:AYCJq9BF0
職人様乙です。
>「もう一つの心を切捨てに行ってくる。」
井端・・・・

220 :126:2005/07/23(土) 22:41:53 ID:uKTE2+lg0
189.落日

枝葉の先から落ちる雨だれが、開いた地図のところどころを濡らしていく。
強まる雨脚のせいで視界は悪くなる一方だったが、方向感覚は辛うじて失わずにいる。
砂原から、球団よりの切り捨てを告げられた(高橋由伸に裏切りを悟られるきっかけと
なった)あの通話より少し前に本部から受けた連絡によれば、選手会キャンプは北東へ
向けて移動したとのことだった。
地図で自らの立つ位置を確認し、進むべき方向を定める。
ここから東へ、ほぼ真っ直ぐ。折り畳んだ地図を上着のポケットに入れ、歩みを再開する。

── …、帰りたい… ──

しばらく歩いたところで、一定だった歩調のペースがつと、落ちる。止まりはしないが緩やかに。
空と大地を繋ぐ透明な雫の糸によって、晒されたきりの全身は冷たく濡れそぼりつつある。
シャツの下、二の腕あたりにしみこんだ水気が何かを思い起こさせ、佐伯は肩に手をやり、
すっと指を滑らせた。
痛みが無いために ── 銃弾が擦過したことによる熱さならあるが ── ほとんど忘れ
かけていた肩の銃創を今更ながらに見やる。凝固しかけていた血がスーツの雨染みと
同化して、赤く滲んでいた。
(痛覚って大事やな)
当たり前のことを思う。
痛みがあるから人は臆病になる。痛みが死に対する恐れを抱かせ、向こう見ずな行動に
出ることを抑制している。
今、それを感じない自分は、生への執着が薄いということなのか。
── いや。佐伯はゆるりと首を横に振る。
死ぬことは怖くない。
だが、命は惜しい。
『“それ”を守るためやったら、どんなことでもしますよ』
自分にはやるべきことがある。たとえ血にまみれ、狂気の淵をこの目で見ようとも、
人身御供としての役割を全うし、横浜を守る。

221 :126:2005/07/23(土) 22:42:52 ID:uKTE2+lg0
それを果たすまでは死ねない。 ── 死ぬわけにはいかない。
(帰りたい)
自分を育ててくれた、あの温かい場所へ。その願いがもう、叶わざるものであっても ──
『ベイスターズの選手を害するような奴は、必要ない』
『何で殺したんだ!』
頭の中で何度も繰り返される砂原の言葉と、雨音が混じりあう。

── なぜ? 

佐伯はくいと顎を上向かせる。瞼に、鼻梁に、雨粒が落ちて跳ねる。
太陽の光を黒雲の奥深くに押し込め、ひたすらに泣くばかりの空を見るだに、気持ちが
感傷的な方向へ引きずられていくのを抑えきれなくなる。
涙をさそう心地になる、この心情を何と呼ぶのか。

『さ、えき ── 』
そっと伏せた眼裏に浮かんだのは、この手にかけたチームメイトの、石井琢朗の顔。
佐伯の名を呼び振り返ってきた石井の表情は、言いようのない絶望をはらんでいた。
……そう、あの場所で石井を見つけた時 ── そして彼に銃を向け、撃った時の気持ちと
今のそれは重なるのだ。
心神喪失を起こした彼が、その後キャンプに戻ったとして、果たして戦力となり得ただろうか?
選手会にも、中日にも、この戦いの果てに残るものは何もない ── 生きていたとして、
石井がその先に見るものは、デニーの死よりも辛く残酷な現実だけだ。
彼と自分は同い年ということもあり、チーム内でも気心の知れた仲だった。
だからかもしれない。彼を哀れに思ったのは。
永劫に続く闇ならば、一瞬で終わらせてやりたかった。せめて。
そう思った。だから、殺した。

222 :126:2005/07/23(土) 22:44:15 ID:uKTE2+lg0
(琢朗、お前真面目すぎたんや)
(お前が怒りに任せてデニーさんを殺せるような奴やったら……)
彼が、殺すことの痛みに鈍感でいられたなら。
(お前は今頃、俺を殺して生きとったやろうにな)

── 何をもって哀れとするのか。
静かに湧きおこる憐憫の情の出処を、佐伯は知らない。
だが彼の瞳は雨にけむる景色を見透かし、それを喚起させる、もう一人の人物を捉えている。
(中村さん)
雨に濡れた唇が、きゅっと歪んだ。
「あんたも、哀れな人やな」


携帯電話は手放した。もはや誰に邪魔をされることも、野暮な横槍を許すこともない。
枷を引きちぎり、仮初めの自由を得た ── さしずめ自分は野に放たれた獣、だ。
緩やかな傾斜が前方に見えている。目指すキャンプは、この先にある。

【残り14人・選手会9人】

223 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/23(土) 22:57:27 ID:RTJgY/PY0
職人様乙です!
佐伯痛々しいよ佐伯さん・・・・

224 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/24(日) 12:41:44 ID:VbW8+MWd0
佐伯この後どうすんだ…
職人様乙です

225 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/24(日) 21:23:45 ID:W+9StR2O0


226 :112:2005/07/24(日) 22:36:51 ID:vMjbylGc0
90.葛藤

―うまくいっている。なにもかも。
キャンプから離れた高木の口元に笑みが浮かんだ。

青酸カリ入りの水を持ってキャンプを飛び出した石井は、戻ってこなかった。
所要時間を考えたら既に到着していなければならないはずの桧山と今岡は、未だ姿を見せない。
清原と古田の間にできた、合流したその瞬間からわかるほどのどうしようもない断絶。
そして、姿を消した緒方。

『選手会を内側から破壊する。できる限り数を減らす』
それが、与えられた仕事。
全ては、高木の ―そして堤の― 思い通りに進んでいる。

そうだ、うまくいっているのだ。本当に。
なのに。
この苛立ちは、一体何なんだ。

もはや高木の顔から笑みは消えていた。
高木の心の中、叫ぶ声がする。

石井さん。何で帰ってこないんだ。
桧山さん、今岡。何でまだ到着しないんだよ。
キヨさん、古田さん。何であんた達が対立してんだよ。あんたらがちゃんとしてないと駄目だろうが。
…緒方さん。何であっさり狂ったんだ、もっと抵抗しろよ。
―みんな何故簡単に罠にはまってしまうんだ。
――違うだろう。あんたたちはこんなもんじゃないだろう!

その声は、紛れもなく自分の声で。
高木は思わず耳を塞ぎ、うずくまる。
耳を塞いだところで聞こえなくなるわけがない、それは他でもない自分の叫びなのだから―


227 :112:2005/07/24(日) 22:37:29 ID:vMjbylGc0
「大成?!」
どれくらいそうしていたのだろう、自分を呼ぶ声に高木はびくっとして振り返った。
清原が走り寄ってくるのが視界に入る。
何故ここに、と聞き返すまもなく、乱暴に引き起こされる。
「なんかあったんか?大丈夫か?!」
「いえ…なんかちょっと、目眩がしただけです。大丈夫」
適当に言いつくろう高木に、清原は堂々と宣言した。
「俺も一緒に緒方を探しに行く」
「え…でも、古田さん達は…」
「あの人はあの人のやり方でなんとかするやろ。俺とは違うやり方で」
その言葉に、古田との決別を見て取って、高木は内心ほくそ笑んだ。
「…わかりました。お願いします」
高木は深く頭を下げた。
心のどこかでわめいている声は聞かなかったことにして。

「お前、緒方の行き先に心当たりがあるんか?真っ先に飛び出していったけど」
地図を二人して覗き込み、指でたどりながら検討する。
「いえ…特には。ただ、緒方さんの様子がおかしかったような気がしたんで、心配で」
「様子が、おかしかった?」
「確信はないですけど。なんか落ち着かないっていうか、そんな感じでした」
「そうか…はよ見つけんとマズイな」

228 :112:2005/07/24(日) 22:39:07 ID:vMjbylGc0
ふいに遠くで何発もの銃声が響き、二人の表情が引き締まる。
「行くで」
地図をポケットに突っ込みながら、清原が歩き出す。
高木もあわてて後を追おうとしたが、急に立ち止まった清原の背中にぶつかってしまう。
「キヨさ…」
「大成」
振り返った清原の声に、表情に、高木は威圧された。
「俺は、もう誰も死なせん。みんな俺が守る。
 大成、お前もや。…絶対死ぬなよ」
それだけ言うと、清原は再び歩き出した。
高木が、後に続くことを確信しきっている足取りで。

―俺にも、絶対死ぬなって、そう言うんですか。あなたは。裏切り者の俺にも。

自分の裏切りも堤の企みも全部ぶちまけて、この人に助けを求めたいという衝動と、
緒方のように清原も壊してやりたい、狂わせてやりたいという衝動。

荒れ狂う相反する衝動を無理矢理に抑えつけて、高木は清原の後を追った。

【残り14人・選手会9人】


永く投下できなくて済みませんorz
保管庫の更新も滞りまくってご迷惑をかけてます。

しかも章番号間違えました。190の間違いです。

229 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/25(月) 00:02:45 ID:6JASUBomO
新作キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
大成、迷ってるのかよ、大成…。

保管庫さん、いつもありがとうございます!
無理しないで下さいね。

230 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/25(月) 00:05:16 ID:kMBHYFc20
新作ラッシュー!! 職人さん乙です!

大成の良心がうずいてる模様…
しかしここの清原はカッコいいんだよなー
現実とのギャップが…orz

231 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/25(月) 01:31:52 ID:MiDOakRDO
職人さん乙です!!
 
大成の中に天使と悪魔が…
キヨ相変わらずカコイイw 


232 :代打名無し@実況は実況板で :2005/07/25(月) 16:54:52 ID:qsbu1rjD0
職人さん乙です!
大成、やっぱり心の中では葛藤してたんだね…。

保管庫の方も更新楽しみにしてます。

233 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/25(月) 18:04:24 ID:DFxrBY4e0
age

234 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/26(火) 18:26:24 ID:xBhbamP/0
tanisige

235 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/26(火) 19:29:39 ID:6nlLHgM10
中日よえーーーーーん

236 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/26(火) 19:35:00 ID:Ynki3aeX0


237 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/26(火) 19:50:39 ID:YRK8VXz50
何この中日の神が勝った強さ

238 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/26(火) 19:52:55 ID:DFvX9rDUO
毎度毎度>235の様なレスがある度逆転してるなw

239 :代打名無し@実況は実況板で:2005/07/26(火) 20:56:00 ID:YRK8VXz50
またつきはなしてるな

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