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魔王のガイドライン2

468 :水先案名無い人:2005/05/30(月) 20:52:44 ID:xWGtv7uz0
 こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのはだろう。
 それは父と子だ。父はおびえる子をひしと抱きかかえている。

父   「息子よ、なぜ顔を隠すのだ」
子   「お父さんには魔王が見えないの。かんむりをかぶって、長い衣を着ている・・・」
父   「あれはたなびく霧だ・・・」
魔王 「かわいい坊や、いっそに、一緒においで。おもろし、面白い遊びをしよう。岸辺にはきれいな花が咲いているし、金の服をわ、私の母さんがたこさん用意して待っているよ。」
子  「お父さん、お父さん!きこえないの。魔王がセリフを噛んでいるよ。」
父  「落ち着きなさい、初めてだから緊張しているだけだよ。」
魔王 「いい子だ、私と一緒に行こう。私のむぬ、娘たつ、娘たちが、もてなしょ…も、もてなすよ。お前をこここちよくゆすぶり、踊り、歌の、歌うのだ。」
子 「お父さん、お父さん!見えないの、あの暗いところに魔王の娘たつが!w」
父 「見えるよ。だが、あれは慌てたせいでよけい噛みまくってるのだよ。」
魔王「愛せ、愛し…愛しているよ、ぼ、ぼ坊や。お前のうちゅくしい姿がたもら、たまらない。ゴホ、つからづくでも、あ、つ、つれてゆく!」
子 「おとうさん、おとうさん!魔王がグダグダになってる!もはや何て言ってるんだかわからない!w」

 父親はぎょっとして、馬を全力で走らせた。爆笑する子供を両腕に抱え、やっとの思いで館に着いた・・・
 後に残された魔王は泣きながら早口言葉の練習を始めた。

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